小猿

「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

JR東日本の「駅からハイキング」が中央区で開催されています。JR総武線新日本橋駅から,無料で自由に参加できます。私が行ったのは土曜日ということもあって、改札口横の受付にはたくさんの人が並んでいました。参加の登録カードと地図、バッジ、しおりを頂いて出発です。

スタート~福徳神社

スタート~福徳神社 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 
 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

駅を出て最初のスポットは福徳神社。貞観年間(859~876)にはすでにこの地に鎮座し、徳川家康も参詣したと伝わります。江戸時代には、椙森神社とともに富くじを許可された数少ない神社で、宝くじの当選を願う参詣者が多く訪れます。鳥居に木の芽が出ていたことから、芽吹き神社とも言われ、縁起が良い神社です。

大伝馬町~日本橋横山町・馬喰町問屋街

大伝馬町~日本橋横山町・馬喰町問屋街 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

道の途中、江戸屋さんがあります。この建物は第9回中央区観光検定に出題されていましたね。この建物の形から、何を扱うお店かを問われていました。私は自信を持って、「指物」と大間違い!享保3年から300年続く刷毛の老舗です。

 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

こちらは横山町・馬喰町問屋街、江戸の頃には木綿店と呼ばれた繊維メーカーがズラリと並んでいます。木綿は江戸時代になって国内栽培し、庶民に普及しました。柔らかく丈夫で発色もきれいな木綿は人気を集め、黒漆喰塗で紺の大暖簾の店が立ち並ぶ様子は、広重の「名所江戸百景・大てんま町木綿店」にも描かれています。

両国橋~新大橋

両国橋~新大橋 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

         両国橋からのスカイツリー

 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

江戸時代に大橋と呼ばれていた両国橋の後に出来た「新大橋」です。「明治の五大橋」のひとつで、関東大震災の時に他の橋が落ちる中、この橋だけは残り、避難路として大きな役割を担いました。当時の橋は愛知県の明治村に展示されています。広重晩年の傑作「名所江戸百景・大はしあたけの夕立」のレリーフが橋の中央に掲げられています。橋は変わっても隅田川は同じように流れて続けているんですね。

人形町~日本橋

人形町~日本橋 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

水天宮から茶ノ木神社に来ました。日本橋七福神を巡っている人でにぎわっていました。茶ノ木神社は布袋尊、火伏の神とも言われてました。

 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

お昼は茅場町の長寿庵で小エビのかき揚げそばを食べ、温かさと美味しさですっかり元気を取り戻しました。出汁も天ぷらも絶品で、壁には浮世絵、お手洗いは雪隠の表示、江戸の真ん中にいます。

 「ふく」に「えん」のある街 日本橋 

日本橋を渡り、日本銀行金融研究所 貨幣博物館(期間中無休)に寄り、福島のアンテナショップ、日本橋ふくしま館MIDETTEからJR新日本橋駅でゴールです。時間や立ち寄る所も自由で、地図でわからなかった距離感や風景が楽しめるコースでした。気ままなまち歩きに皆さんもお出かけになりませんか。

駅からハイキングのウォーキングイベント

2020年1月10日~1月17日

受付時間 9:30~11:30

受付場所 新日本橋改札口横

歩行時間 約3時間/  歩行距離 約8㎞