京橋図書館 地域資料室の菅原さん
~ 京橋図書館 地域資料室 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をアグレッシブに取材します、rosemary sea です。
京橋図書館の地下1階、と思っていましたが、実際は京橋図書館フロア自体が地下1階ですのでその下、地下2階に地域資料室がございます。
中央区について調べている人、中央区をガイドする人のオアシスですよね。
図書館自体もそうですが、この資料室をご利用された方も多いと思います。
どなたでも気軽に利用できる、豊富・貴重な資料を見る・探す・紹介してもらえる、中央区だけでなく江戸・東京その近郊まで網羅されている便利さです。
もちろんロズマリもここで調べものをさせていただくことがございます。
ハリーポッターの世界のような、レトロで荘厳な雰囲気が大好きです。
時は1月24日、パッシブたわしさんの「資料室に古くからある“新顔さん”」の記事が、このブログに掲載される数時間前、ロズマリはまさにその「資料室」、つまりここ京橋図書館地域資料室にお伺いしておりました。
目的は・・・日本橋弁松総本店の樋口社長より、ここ地域資料室の「菅原さん」をご紹介いただき、菅原さんにお会いするため。
中央区立京橋図書館 菅原健二さんにお話を伺いました。
菅原さんは・・・
菅原さんは現在68歳です。
中央区立図書館 地域資料室担当、図書館には36年いらっしゃいます。
元中央区職員で、定年を迎えられた際嘱託職員として再任用、そののち再雇用で3年目を迎えています。
図書館に異動されてすぐに司書の資格を取得されました。
中央区立京橋図書館」にて『中央区沿革図集(京橋編・日本橋編・月島編)』の編集、『Jr 中央区文化歴史ずかん』の執筆・編集などを担当されました。
江戸・東京の都市史を研究されています。
現在『郷土室だより』の「江戸・東京の川 = 中央区の川」を連載中です。
主な著書に、
『川の地図辞典 江戸・東京 23 区編』(之潮)
『川の地図辞典 多摩東部編』(之潮)
『川跡からたどる江戸・東京案内』(洋泉社)
共著に、
『比較考証 江戸東京古地図散歩』(新人物往来社)
『東京の地理がわかる事典』(日本実業出版社)
などがございます。
菅原さんは都市史研究家・鈴木理生(すずき まさお)先生の“愛弟子”を自負されています。
歴史についての見識が裏打ちされて、日々のレファレンス(調べもの)サービスには定評があります。
この日のロズマリのインタビュー中にも、初めてこの地域資料室を訪れた方に、懇切丁寧な応対をされていました。
他にもレファレンスサービスを求めるお客さまがいらっしゃって、とてもお忙しいお仕事です。
もちろん他4名の地域資料室ご担当の方々も、以前ロズマリがお伺いした際に感じましたが、とても親切な方ばかりです。
菅原さんは、
「資料を知って利用者に繋げる役目というのが僕ら図書館員の仕事なので、資料を知らないと繋ぎようがない。」
「こういう内容の本が読みたい、とか、こういうことを調べたい、と言われた時に、これを見たら出てきますよ、と資料を提供するのが僕らの仕事。」
と、おっしゃいます。
5年、10年でやっと一人前かな、と。
・・・今回はここまでとします。
来月3月には、
・ 地域資料室の魅力と菅原さんへのインタビュー
・ 新図書館「本の森ちゅうおう(仮称)」建設計画と中央館としての京橋図書館の移転
について申し上げたいと思います。
「本の森ちゅうおう(仮称)」につきましては、皆さんお聞き及びのことと思います。
来月の記事をお待ちください。
京橋図書館 地域資料室
築地1-1-1
03-3043-9025(図書館 代表)
03-3546-5680(地域資料室 直通)
開館時間 9:00~17:00
※ 京橋図書館自体の開館時間とは若干異なります。
休館日 第3木曜日、年末年始
※ 特別整理・施設保守点検のための臨時休館があります。
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