京橋図書館のこれから
~ 中央区立京橋図書館 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をナチュラルに取材します、rosemary sea です。
中央区立京橋図書館につきまして、現在まで、
2月19日 「京橋図書館 地域資料室の菅原さん」
3月23日 「京橋図書館のあゆみと地域資料室」
を掲載させていただきました。
今回は「京橋図書館のこれから」と題し、現在建設中の「本の森ちゅうおう(仮称)」への移転計画について、簡単にご説明します。
資料を整えるにあたりましては中央区立京橋図書館 菅原健二さんに、一部ご協力を賜りました。
それでは・・・
「中央区立 本の森ちゅうおう(仮称)」は・・・
新富1丁目の東京都労働スクエアの跡地に建設中の複合施設です。
地上6階、地下1階の建物を建てて、京橋図書館・タイムドーム明石(郷土史部門)を移転させ、それに多目的ホールやカフェも併設する予定です。
2階東側にはパパママコーナー、乳幼児~小学生を対象とした児童エリアを設置する計画のようです。
そしてその児童エリアに隣接する広場や人工芝を敷いたテラスでは、子どもたちが遊べるスペースを設ける予定だそうです。
各フロアの閲覧スペースも確保し、地域資料室も防音性能を高めるといった配慮もされるとのこと。
つまり、百年の歴史ある京橋図書館も、今のかたちを維持することなく未来に向かって大きく変化することとなります。
そしてそれを機に、図書館の直営を廃止し、指定管理制度を導入する方針だそうです。
指定管理制度とは・・・
平たく言いますと、新図書館を民営化する、区職員を更に減らす、ということです。
現在も一部、入ったところのカウンター部門などは既に、京橋も日本橋も月島も、図書館の民間業者業務委託はされています。
しかし運営形式はまだ中央区の直営です。
これをこれからは運営まで民間の指定業者に任せる、という計画です。
中央区の説明では、「図書資料については、収益性や話題性にとらわれずに幅広い資料の収集や適正な保存を行うとともに、多様化する区民ニーズにも対応できるよう今後も努めていきます。【~本の森ちゅうおう(仮称)に対するご意見の概要と区の考え方~より】」となっていまして、レファレンス(調べもの)業務についても「利用者の方のご要望に応じて」という意向だそうです。
ただ、区民の方のなかには、
〇 管理が変わることでメリットが継続されるか心配
〇 大事な資料が破棄されてしまわないか
〇 身近であった資料がカギをかけられてしまわないか
と、移転しても直営としてサービスの質を維持して欲しい、という要望もあるようです。
いずれにしましても、まだいろいろな意見交換されているようですし、実際、検討するテーブル上にあるようです。
地域資料室や図書館全体の利用において、多くの方々に比べ頻度の軽めなロズマリではありますが、今後の成り行きを見守りたいところです。
中央区立京橋図書館
築地1-1-1
03-3043-9025(図書館 代表)
03-3536-5680(地域資料室 直通)
開館時間 月~金曜日 9:00~20:00
土曜日 9:00~19:00
日曜日・祝日 9:00~17:00
※ 9:00~17:00(地域資料室)
休館日 第3木曜日、年末年始
※ 特別整理・施設保守点検のための臨時休館があります。
中央区立図書館 公式ホームページはこちら
⇒ http://www.library.city.chuo.tokyo.jp/