新旧が融合する街『佃』と「アフターコロナ」の世界
皆さん、こんにちは!和吉(わきち)です。
今回は月島駅付近にある佃エリアをご紹介!
現在の佃エリアは、江戸時代前期に埋め立てて造られた佃島が起源となっています。佃島は江戸時代初期に、大阪の佃村(現在の大阪府大阪市西淀川区佃)出身の漁民たちによって埋め立てて開発されました。本能寺の変が起きた時、徳川家康は大阪におり少数の味方しかおらず命の危機に陥っていました。そこに救世主として現れたのが佃村の漁民たちで、彼らが家康に漁船を提供したことで家康は助かったのです。後に家康が江戸に移った際、命を救ってくれた恩人である佃村の漁民たちを江戸に呼び寄せたのです。
この佃エリアは震災・戦災をかろうじて免れた地域で、現在も江戸時代情緒の面影が残っています。神社などの昔から存在する風景と高層マンションなどの新しい風景の新旧融合した街並みが特徴的です。江戸時代の佃島の埋め立て以降、佃エリアの氏神である『住吉神社』の創建、造船所や重工業エリアの建設、再開発による超高層住宅地帯の建設などを経て現在に至っています。ちなみに写真の風景箇所は、将棋アニメ『3月のライオン』にも登場しています!
現在、新型コロナウイルスについて、東京都もようやく緊急事態宣言が解除され、外出などができるようになってきました。今回のコロナをきっかけとして、リモートワークの普及など働き方やライフスタイルなどに関して新たな動きが出てきています。新旧融合して発展してきた『佃エリア』のように、新型コロナウイルスが落ち着いた後の「アフターコロナ」の世界では、新旧のものを上手に融合して前に進んでいきたいですね!