Hanes

中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ


こんにちは。中央区に住んでいながら、久しぶりに中央区を散策したHanes(ハネス)です。
8月1日、長かった梅雨がやっと明けました。
夏を楽しみたい気持ちがある反面、新型コロナウイルス感染症の不安が大いに残る今日この頃。
そのため外出時間を1時間におさえ、8月1日から始まった隅田川橋梁群のライトアップ(第3弾)を見に行ってきました。(ライトアップ時間:日没の15分後~23:00 )

東京都はこれまでに、水辺の賑わい向上や新たな観光資源としての活用を図るため、隅田川橋梁群のライトアップ整備を進めてきましたが、新たに清洲橋佃大橋勝鬨橋築地大橋を含む6橋が加わり、12橋がライトアップされるようになりました。
また、新型コロナウイルス感染症患者の治療に尽力する医療関係者等への感謝の気持ちを示す、医療関係者等応援ライトアップも実施中。
今回は、医療関係者等応援ライトアップの対象である10橋のうち中央区内に位置する5橋(上記4橋+永代橋 )の風景を写真メインでお届けします。

梅雨明け初日の夜ということで、月がきれいに見えました。
月や星が橋とともに写っている写真もありますので、ぜひ空も合わせてご覧ください♪

清洲橋

トップの写真に見られる清洲橋は、永代橋とともに関東大震災後の震災復興事業として計画され、1928年に竣工されました。
ドイツ・ケルンにあるライン川の吊り橋をモデルにしており、「当時の最先端技術等による昭和初期を代表する吊橋」等の評価を得て、国の重要文化財に指定されています。
前述の通り永代橋との関係もあり、合わせてご紹介されることがあります。
その際に、清洲橋は女性的、永代橋は男性的と対比されることも。

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ

ブルーにライトアップされた欄干部分


昼間見ても、全景にはどこか異国のような雰囲気がありますが、夜はまた異なる表情を見せてくれました。

永代橋

清洲橋の箇所で簡単にご紹介した永代橋ですが、最初の橋はなんと、五代将軍徳川綱吉の50歳を祝して1698年に架けられたとも言われています。
当時は現在より150m上流に架橋された木造橋で、夏は納涼の名所として知られていました。

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ


隅田川の水面に反射するブルーのライトが美しく、ずっと眺めていられます。

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ


しかし、ひとたび細部に目を向けるとそこには技術の結晶が見られます。
実はこの橋、清洲橋同様に国の重要文化財なのですが、指定された理由は「新たな鋼材を使うことで最大支間を実現した鋼アーチ橋」等の評価によるもの。
今回はライトアップされている部分の写真を載せていますが、橋の上から、下から、横から等、その鋼材や技術にも注目していただきたい橋の1つです。

佃大橋

1964年に佃の渡しに代わって架けられた橋。
昼間は薄い黄緑色の橋というイメージが強かったのですが、ライトアップするとまた異なる趣が。
しっかりブルーのライトアップ部分も確認してきました!

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ


今回は明石町側から撮影しており、奥に見えるのは月島の高層マンション。
かつて佃島と月島の間には佃川が流れていましたが、この橋の建設によって埋め立てられ、2つの島は地続きになりました。
橋の欄干には佃大橋の由来や佃島の風景を描いた案内板が設置されています。
現在はこの橋のおかげで随分と便利になりましたが、ふと江戸時代に思いを馳せてみるのも悪くないですね。

勝鬨橋

1940年に竣工した双葉跳開橋で、完成当時は東洋一の可動橋と言われました。
かつては1日5回跳開しており、その様子は中央区に関する文献や写真で見ることができます。
この橋も「国内最大の可動支間を有する技術的完成度の高い構造物」等の評価から国の重要文化財に指定されています。

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ


そのような勝鬨橋やその他の隅田川の橋については、当時この橋を開くために使用されていた変電所を改修してできた「かちどき 橋の資料館」にて詳しく学ぶことができます。

築地大橋

2015年に竣工し、2018年の中央区まるごとミュージアムと同じ日(11月4日)に開通した新しい橋。

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ


昼間見る風景とは打って変わり、都会ならではの幻想的な空間となっていました。

 中央区内では5橋で実施!医療関係者等応援ライトアップ

揮毫:舛添要一前都知事


近くからはレインボーブリッジのライトアップや夜の浜離宮恩賜庭園の様子も楽しめます。

おわりに

今回は、医療従事者等応援ライトアップを行っている5橋をご紹介しました。
なかなか中央区に来られないという方にも、「旬の風景」を楽しんでいただけたら幸いです。

最近は、同世代である20代・30代が感染者の7割を占めるというニュースをよく耳にします。
自称アクティブ特派員ということもあり、天気が良いとお出かけしたくなってしまいます。
しかし、今回のライトアップを機に改めて医療従事者等の負担について考え、それを軽減するために今自分ができることをしようと思いました。
外出する際には密を避け、感染症対策を十分に講じた上で、梅雨明けの中央区を楽しみたいものです。