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2020 眼下の茜色の絨毯

 2020 眼下の茜色の絨毯

 浜離宮恩賜庭園の晩夏~初秋のお花畑を彩るキバナコスモス(別名キバナアキザクラ)が見頃を迎えています。キバナコスモスはメキシコを中心に中米、南米北部に分布するキク科コスモス科の一年草。もともとは黄色系しかなかったキバナコスモスですが、赤色の品種「サンセット」が橋本昌幸氏により育種されて以降、次々と品種が作出され、彩りも豊かになったとされます。

浜離宮恩賜庭園では以前、日本で改良され、米国で金賞を受賞した名花「サンセット」(橙色)と、サニーイエロー(黄色)が植栽されていましたが、現在は、目が覚めるような橙色の「ディアボロ」と、すっきりとした黄色の「ドワーフイエロー」の2品種が植え付けられています。                        13年ぶりに8月に入っての梅雨明けとなった関東甲信地方。青空が広がり、最高気温31.8℃と真夏日となった8月1日、アオスジアゲハやミツバチなど多くの昆虫が花蜜を求めてやってきています。