【銀座一丁目】 おいしい麦茶を探して
「食の國 福井館」
みなさん、こんにちは。危険な暑さと呼ばれる日が続いていますが、お変わりありませんか。
室内で過ごしていても水分補給は欠かせません。こちらは2年前に書いた冷茶についての記事です。
ちょっとティーブレイク ―涼味一服、冷茶のすゝめ―(2018年8月)
このときは水出し緑茶をおすすめしながら、8月恒例の人形町せともの市をご紹介しましたが、今回は麦茶をきっかけに、しばらくおあずけとなっている国内旅行に思いを馳せました。
※今年(2020年)の人形町せともの市は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催されませんでした。
「そのまま食べられる おいしい麦茶」福井大麦倶楽部
麦茶にはいろいろな銘柄や産地のものがたくさんあるので、ときどきいつもと違う味を試して楽しんでいます。
普段は色も味も濃い強めの焙煎のものを麦茶牛乳にするのが定番なのですが、今年購入したひと味違う麦茶はこちらです。
そのまま食べられる おいしい麦茶 (500グラム)税込594円
ストレートなネーミングに惹かれました。福井県産六条大麦100%と書いてあります。福井県は日本一の六条大麦の産地だそうです。
そのまま食べられるのは、安心安全の証。粒のまま食べれば大麦の豊富な食物繊維を摂ることができます。
さっそく煮出してみると、きれいな琥珀色をしていました。色は薄めですが、しっかりと味と香りが出ていて、おいしいです。やさしい色合いと香ばしい風味が、以前によく飲んでいたとうもろこし茶に似ていると思いました。
HARIOの耐熱ガラス製のピッチャーは世界のお茶専門店のオリジナルグッズです。
この「そのまま食べられる おいしい麦茶」は人気スープ専門店の一部でドリンクメニューとして採用されているそうです。飲食店でノンカフェインの飲みものが選べるのはうれしいですね。
麦茶の作り方は簡単で、福井大麦倶楽部の“おおむぎママ”のブログには「エコでおいしい麦茶の沸かし方」が載っていました。煮出さなくてもいいみたいです。
お湯1リットルに対する麦粒の量は10グラムなので、500グラム入りだと何リットルの麦茶ができるでしょうか。
算数の答えはさておき、みんなでごくごく飲むというご家庭にもぴったりですね。
おいしい麦茶を探しに中央区へ
現在、都内で福井大麦倶楽部の商品を取り扱っているお店は4軒。中央区にもありました。
銀座一丁目にある福井県のアンテナショップ、食の國 福井館です。
「そのまま食べられる おいしい麦茶」は入口の近くにあったので、すぐに見つかりました。
お店の奥にはちょっとしたイートインコーナーがあり、名物の越前おろしそばなどが気軽にいただけるようになっていました。私はこのときまで店内で食事ができることを知りませんでした。次回はぜひトライしたいです。
食の國 福井館で買い物をしたあと、かつて訪れた福井県の思い出を振り返ってみました。
今年の夏は旅行の機会に恵まれなかったので、まだ行ったことのない都市も含めて脳内旅行をしておさらいします。
福井県には日本一がいっぱい!
日本一の恐竜王国
恐竜の化石が多数発見された福井県は世界に名だたる恐竜王国。いたるところで恐竜のオブジェに出会いました。ここは福井駅です。
かつやま恐竜の森にある福井県立恐竜博物館には44体もの恐竜骨格が展示されています。恐竜の卵のような建物は黒川紀章氏による設計で、中に入るとエントランスから一気に地階へと導かれるエスカレーターがあり、建築物としても見ごたえのある博物館でした。
Photo by papatomom / CC BY 2.0, from Wikimedia Commons
中央区で黒川紀章氏の設計といえば、銀座に中銀カプセルタワービルがありますね。場外馬券売場のほうを思い浮かべた方は建築通でしょうか。それとも競馬通でしょうか。
東尋坊は日本一有名な崖
ごつごつとした岩肌に打ちつける日本海の荒波。観光遊覧船に乗れば、その断崖絶壁ぶりを海の上から眺めることができます。県道から海岸に至る通りはおみやげや海産物が並ぶレトロな商店街になっていて、険しい岸壁とは打って変わってほっとする平和で昭和な雰囲気にあふれていました。
Photo by 663highland / CC BY-SA 4.0, from Wikimedia Commons
オバマのお箸は日本一
若狭の小京都として知られる小浜市は名産品の若狭塗箸を第44代アメリカ合衆国大統領に進呈したことがあるそうです。日本の塗り箸の実に8割が小浜市で作られているとのことなので、日本人なら誰もが"Made in Obama"のお箸を使ったことがあるかもしれませんね。
めがねの聖地はレキシの生地
鯖江の星と称えられるレキシの池ちゃんこと池田貴史さんは日本史に造詣の深いアーティストです。池ちゃんが生まれた鯖江市は国内生産フレーム90%以上のシェアを誇る“めがねのまち”。地元を愛する池ちゃんは鯖江市から「サングラス大使」第一号に任命されました。
……まだまだ見どころがたくさんありました。福井県にはいつの日かもう一度旅行に行きたいです。
アンテナショップは旅行前の情報収集にも役立つスポットなので、今度は郷土料理をお目当てに立ち寄りたいと思います。