誕生花で巡る中央区~4月編~
こんにちは。アクティブな活動はお休み中のHanes(ハネス)です。
年度切り替えをきっかけに気合いを入れ直し、中央区内で楽しめる4月の誕生花を探してきました!
中央区の街角にあふれる色とりどりの花を写真でお楽しみください。
【本シリーズの前提】
・365日に割り当てられた誕生花やその花言葉にはバリエーションがあります。本シリーズでは、日比谷花壇さんの「365日の誕生花・花言葉」に掲載されている誕生花・花言葉を参考にしています。
・飽くまでも、どなた様でもご自由にお楽しみいただける花のご紹介を目指しています。したがって、一般家庭の庭、有料の庭園、期間限定のイベント、花屋で見られる花については対象外としています。
・執筆者が見つけた範囲でのご紹介となりますので、実際にはより多くの誕生花が見られる可能性があります。
4月の誕生花30種類を探して
4月4日:トリテリア(花言葉「耐える愛」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア 他
「ハナニラ」としても知られています。その茎には、ニラと同じような香りがあるとのこと。
今回は香りまでは確認しませんでしたが、こんなにかわいい花にそのような香りがあるとは驚きます。
4月7日:サクラ(花言葉「高潔」)
@ 区内随所
春と言って思い浮かべる代表的な花の一つ。
本ブログでも多くの特派員がご紹介してきたように、区内では様々な種類のサクラが楽しめます。
4月8日:フジ(花言葉「恋に酔う」)
@ 築地亀井橋公園
4月18日時点で結構開花していたので、4月下旬にかけて見頃を迎えるものと思われます。
4月11日:クンシラン(花言葉「情け深い」)
@ 甘酒横丁(歩道の植木鉢)
気品のある見た目から「君子蘭」と名づけられたのですが、ラン科ではなくヒガンバナ科だそうです。
見た目だけで簡単に分類まで見抜けないとは... 奥が深いです!
4月14日:ハルジオン(花言葉「さりげない愛」)
@ 区内随所(道端、公園など)
4月15日:タンポポ(花言葉「再会の夢」)
@ 区内随所(道端、公園など)
両方ともよく見かける花ですが、実はハルジオンの命名者に関する面白いエピソードがあります。
「ハルジオン(春女苑)」と命名した「日本植物学の父」牧野富太郎は、中央区にゆかりのあるシーボルトに憤慨したことがあります。
その理由は、シーボルトがアジサイ(地味なガクアジサイではなく美しいアジサイ)に「Hydrangea otaksa(ハイドランジア オタクサ)」という学名をつけたことです。(詳しくはこちらから)
勘がいい方はお察しかと思いますが、この「オタクサ」は、彼の妻 お滝(築地に産院を開業したことで知られるイネの母)のこと。
結論から言うと、アジサイの学名はそれ以前に決まっていたため「オタクサ」は採用されませんでした。
しかし、現代でも店名や曲名などに愛する人の名前をつけるという話はよく聞きます。
新型コロナウイルス感染症の影響で生活自体ががらっと変わりましたが、シーボルトの時代から変わらないものをここにも見つけることができました。
4月18日:ワスレナグサ(花言葉「忘れないで」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア
英語名は「Forget-me-not」。
一度この繊細で綺麗なブルーの花を見たら、忘れることなくずっと記憶に残るのではないでしょうか。
4月24日:シャガ(花言葉「自己主張」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア
華麗に堂々と咲き誇るその姿から、「自己主張」という花言葉が妙に納得できました。
4月25日:モッコウバラ(花言葉「初恋」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア
春らしいやさしい黄色の八重咲の花は、4月上旬から見頃を迎えています。
日本に伝来したのは江戸時代中期と、意外と長い歴史を持っているようです。
4月28日:ローズマリー(花言葉「思い出」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア
これまで色々な場所で幾度となくローズマリーを見てきましたが、花を見たのはこれが初めて。
イメージと異なる花でしたが、常に驚きと発見があるのも植物観察の醍醐味だと思っています。
おわりに
今回は、4月の誕生花30種類中10種類を見つけることができました。
先月よりは時間を取って花を探すことができましたが、それでもクロッカス、デイジー、ライラック、ルピナス、ムルチコーレ、ボタンなど、探せば見つかりそうな花が数多く残っています。
引き続き区内の植物に目を向け、季節の移り変わりを楽しみたいと思います。