茅場町駅・八丁堀駅周辺の静かな佇まいの神社めぐり ⑨
~ 今村幸稲荷神社 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をファンダメンタルに取材します、rosemary sea です。
「茅場町駅・八丁堀駅周辺の静かな佇まいの神社めぐり」シリーズ、第9回の今回は、今村幸稲荷神社(いまむらさいわいじんじゃ)をご紹介します。
それでは・・・
今村幸稲荷神社は、創建年度等は不明です。
今村家の屋敷内神社でしたのでしょうか、この界隈は昔、幸町と呼ばれていたようです。
ご覧のように、社が2階に鎮座しています。
昨年2020年12月28日ご紹介の「人形町駅から行ける、静かな佇まいの神社」NO.31 「初音森神社」が、同じように2階にありましたね。
階下から眺める祠(ほこら)、神々しく思えます。
今回も江戸古典落語をご披露させていただきます。
第36回です。
今回は、「今村幸稲荷神社」の「幸」つながりで、「小言幸兵衛(こごとこうべえ)」をご紹介します。
「小言幸兵衛」
長屋を差配する幸兵衛は、人呼んで「小言幸兵衛」。
「貸家札」を見て来る店子希望者は皆、説教されて追い返される始末。
長屋を借りたい、と豆腐屋が来ます。
幸兵衛さん、「豆腐は1升の豆から2升のオカラができるという、そんな理屈に合わないことがあるか」
続けて、「子はいるか?いない?子がない女房は離縁するんだ、代わりに丈夫な女を世話してやる」と。
怒った豆腐屋、帰ってしまいます。
入れ替わって来たのが仕立屋。
言葉は丁寧なので、幸兵衛さんは気に入りますが、独り者の一人息子がいるとのこと。
幸兵衛さん、「向かいの古着屋に一人娘のお花がいる、恋仲になれば跡継ぎ問題が起きる」と。
仕立屋も帰ります。
最後に来たのが三十路の職人。
「家を貸しやがれ、貸さないと火をつけるぞ」と、乱暴な物言い。
幸兵衛さん、「商売は何だ?鉄砲鍛冶?道理でぽんぽん言い通しだ」
今村幸稲荷神社
八丁堀3-24-11
前スポット・日比谷稲荷神社からは・・・
鳥居前方向の道路(八丁堀駅へ向かう道)を約100m進んだ左側にあります。