ユタポン

変貌する日本橋周辺

日本橋に隣接する日本橋野村ビルディング(野村證券本店)の周辺では再開発事業(日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業)が計画されています。野村ビル旧館(日本橋寄りのビル)は保存対象(外壁等)になっていますが、コレド日本橋と日鉄日本橋ビルを除いて、この区画はすべて再開発の対象となっています。

変貌する日本橋周辺

変貌する日本橋周辺 変貌する日本橋周辺

昭和通り側から見ると再開発対象区域はかなり広いことがわかります。対象区域にある既存のビルには取り壊しのため養生用外壁が設置され、これから街が変わっていくのだという実感が湧いて来ると同時に、どんな新しい街になるのか想像を掻き立てられます。

変貌する日本橋周辺

変貌する日本橋周辺 変貌する日本橋周辺

同地区の一部ではもう既にビルの解体が行われています。事業者である日本橋一丁目中地区市街地再開発組合によると、本年9月には新築工事が着工され、4年後の2025年12月には竣工予定とのことです。首都高日本橋区間地下化事業は2040年開通を目途としていることから「新しい街」はいち早く出現することになります。

変貌する日本橋周辺

変貌する日本橋周辺 変貌する日本橋周辺

添付の図は、再開発事業の説明会で頂いたものです(同再開発組合からブログ掲載の許可は得ています)。これによると同地区には地上52階高さ284mの高層ビルがそびえることになります。同地区は日本橋コレドの裏手に当たり、お店も少なく(「たいめいけん」はありましたが)、どちらかと言うと地味な場所でした。それが一気に存在感のあるものに変貌することになります。

変貌する日本橋周辺

変貌する日本橋周辺 変貌する日本橋周辺

日本橋は江戸の昔から活気のある場所で、街の発展に伴い変貌を繰り返していました。本再開発事業によって日本橋に増々多くの人で賑わうことでしょう。ただ、ひとつだけ残念なことがあります。首都高の地下化によって日本橋川が眩しい陽光に煌めく姿を大いに期待していたのですが、この超高層ビルが日本橋川の南側に出現することによって、その期待は半分になってしまいました。が、それも時代の流れなのでしょう。