中央区推奨土産品、モノ部門第1位
梨園染(りえんぞめ)手ぬぐい 「お江戸日本橋」
~ 梨園染 戸田屋商店 ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
中央区推奨土産品、2月25日に中央区観光協会ホームページ上で発表されました。
中央区観光協会ホームページ上の「中央区推奨土産品」はこちら
⇒ https://www.chuo-kanko.or.jp/?p=we-page-entry&spot=360890cat=360890cat23970&pageno=3
食部門とモノ部門、各20商品、合計40商品。
3月4日にご紹介させていただきましたとおり、モノ部門3商品、食部門1商品、合計4商品、ロズマリ推薦のお品が選ばれました。
今回はその中でもモノ部門第1位に輝きました梨園染 戸田屋商店さんの『梨園染手ぬぐい お江戸日本橋』を、改めましてご紹介させていただきます。
商品ご紹介の前に、戸田屋商店さんの歴史のおさらい・・・
梨園染ゆかた、手ぬぐい、半纏(はんてん)、江戸型紙、その他製造加工卸問屋です。
また、卸問屋ではありますが、ご来店いただいた方々には小売も行っています。
こちらへ来店される方、手ぬぐいが好きな方、全国からいらっしゃるそうです。
149年、ずっと日本橋で営業されています。
卸では全国の百貨店、小売店、美術館、歌舞伎座等劇場売店、日本舞踊各流派などにお取引があります。
ロズマリの記事で登場します榛原(はいばら)さん、GINZA HAKKO 木の香さんとも関わりがございます。
※ 榛原さんの『竹久夢二一筆箋』もロズマリ推薦にて中央区推奨土産品 モノ部門入賞となりました。
1872年(明治5年)、初代小林大助さん、江戸末期に木綿太物問屋で修行後、日本橋富沢町に木綿金巾問屋を開業。
1902年(明治35年)、二代小林大助さん、潮染(うしおぞめ)ゆかたなどを発売。
1909年(明治42年)、三代小林寅吉さん、「てきなし染」のゆかたを発売。
1933年(昭和8年)、代表登録商標名を「梨園染」に改める。
1926年(昭和51年)、家庭用のれんを発売、これが「日本初」と云われています。
1997年(平成9年)、六代小林賢滋さん、代表取締役に就任。
2017年(平成29年)、伊場仙(いばせん)さん・榛原さん・戸田屋商店さんで初の日本橋コラボレーション商品発売。
2018年(平成30年)、この年2回にわたり「GINZA HAKKO 木の香」さんにて企画展開催。
2020年(令和2年)、コロナ禍の中、地元小学校の新入学生全員に「手ぬぐいマスク」を寄贈。口コミで評判が広まり、各メディアに取り上げられる。
現在に至ります。
株式会社戸田屋商店 営業部 小林拓也(こばやし たくや)さんにお世話になりました。
右の人物です。
小林賢滋社長のご子息で、戸田屋商店さんの7代目にあたる方です。
なお、左は中央区観光協会 斎藤裕文(さいとう ひろふみ)事務局長です。
金巾(かなきん)とは・・・
平織綿織物の一種で、綿100%。
幟(のぼり)、のれん、旗などに用いられます。
薄手の綿生地なので、和風の風合いがあります。
注染(ちゅうせん)とは・・・
梨園染の特徴ともいえる注染。
伝統工芸に指定された染色方法であり、裏表なく染めることができます。
色合いの美しさ、風合いの良さは、熟練の職人さんたちによる手染めだからこそです。
梨園染とは・・・
手ぬぐいとゆかたの製造卸であります株式会社戸田屋商店さんのメインブランド。
独自にオリジナル生地を使用しており、手ぬぐいやゆかたの晒木綿(さらしもめん)の上質さにもこだわっておられます。
そしてデザインコンセプトは、「伝統の柄を斬新な色合いで・斬新なモチーフを伝統の技術で」。
歴史あるものを忠実に再現する懐古主義ではなく、伝統のデザインに新しい息吹をプラスし、その時代に合わせて姿を変える・・・
このような進化が、独自の新しいデザインを生む、とのこと。
また、他には真似のできない圧倒的な柄のバリエーションも、梨園染のストロングポイントです。
伝統文化を守りつつ新しいものを作る、梨園すなわち歌舞伎好みのお品をお届けされています。
厳選された素材と職人の技に基づいた品質と、生活の中の粋をお楽しみいただけます。
中央区推奨土産品 モノ部門第1位となりました商品は・・・
モノ部門 第1位
梨園染手ぬぐい 「お江戸日本橋」
梨園染 戸田屋商店
販売開始年月: 令和元年(2019年)
1,650円(税込)
本商品「お江戸日本橋」掲載記事 : 2020年4月17日『手ぬぐいなど、更にご紹介です』
デザイナー:鴨川志野さんとコラボレーションして、伝統工芸技術「注染」で日本橋界隈を鮮やかに染め上げました。
上質な木綿生地は使い込むごとに肌触りが良くなり、自分だけの一本になります。
手ぬぐいを携えて、ぶらり散歩と洒落込んでみませんか?
これぞ日本橋、という手ぬぐいです。
賑やかな喧噪、活気づく江戸の町並みが描かれています。
5つの橋や数々の老舗、表情豊かな人々。
見れば見るほど楽しさあふれる手ぬぐいに染め上げられています。
色合いもとても爽やかです。
上部には・・・
和紙や呉服のお店、そして「てぬぐい」や「戸田屋」の文字、そうです戸田屋商店さんのお店が描かれています。
「BANK」=銀行ですね。日本銀行というよりは銀行発祥の地ということでしょうか。
新幹線も走っていますね。
中部には・・・
「茶」や「豆」のお店、「昆布」や「かつお節」を販売するお店も。
それから「パフェ」や「名代 生そば」、「天ぷら」「魚」、お店が連なっています。
どこのお店か、想像するのも楽しいですね。
橋には駕籠、川には米俵を運ぶ舟も。
下部には・・・
「オムライス」「寿し」「うなぎ」「海苔(のり)」、いろいろな看板。
それから「日本橋」「江戸橋」の橋名板も。
人物も江戸後末期の人々でしょうか、多彩です。
社長のコメント・・・
この度は素晴らしい賞を頂戴し心より光栄に存じます。
これもひとえに皆様のおかげでございます。
また、素敵なデザインを作っていただいた鴨川志野さんに、この場をお借りして御礼申し上げます。
当店では約500種類の手ぬぐいを取り揃えておりますが、この「お江戸日本橋」を出品して良かったと心から思っております。
梨園染 戸田屋商店は2022年に創業150周年を迎えます。
これからも皆様に「粋で洒落た梨園染」だと思っていただけるように精進いたしますので、今後とも変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
「お江戸日本橋」推薦の経緯、他、ロズマリのコメント・・・
戸田屋商店 小林拓也さんのところにお伺いし、「中央区推奨土産品」にお店の商品を推薦したい旨、ご説明しました。
「お江戸日本橋」の梨園染手ぬぐいは、以前このブログでご紹介させていただきましたお品の中で、最もふさわしい商品、とのことでしたので、自信を持ってご推薦させていただきました。
モノ部門第1位に選ばれまして、ほっとしております。おめでとうございます。
戸田屋商店
日本橋堀留町2-1-11
東京メトロ日比谷線・都営浅草線 人形町駅 A4出口の人形町交差点方面でない方を出て左へ約150m左側、三光稲荷神社の隣りです。
03-3661-9566
営業時間 9:00~17:00(月~金)
※ 現在は16:00までの短縮営業中です。
定休日 土曜・日曜・祝祭日 (夏季・年末休業あり)
戸田屋商店さんのホームページはこちら