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（冒頭画像は今年の田植え用の苗、上の画像は昨年９月の稲刈り前の稲です。）

白鶴酒造さんは日本酒の情報発信の一環で、２００７年より東京支社ビル屋上でお米を作るプロジェクトとして「白鶴銀座天空農園」をつくり、独自開発米「白鶴錦（はくつるにしき）」の栽培に取り組んでおられます。

１５年目、１５回目の田植えとなります。

ロズマリはここ天空農園の２０１７年の稲刈りよりご紹介させていただいておりますが、記事をお読みいただいております読者さまは御存じのとおり、一般のお客さまをお迎えしての田植えは２０１８年、２０１９年と続きましたが、昨年に引き続き今年も白鶴酒造社員さんによる田植えとなりました。

本日６月１５日（火）はいよいよ今年の白鶴錦のデビュー、田植えです。

いつもセミナーのご紹介でお世話になっております白鶴酒造株式会社　白鶴 銀座スタイル　福本さんにまたお世話になりました。

白鶴銀座天空農園リーダー　山田さんにもお世話になりました。

今年のスペシャルゲストは２０２１Miss  SAKE ファイナリストの３名。

白鶴酒造の社員さん約３０名とともに田植えをされます。

午前１０時、７階フロアに皆さま集合です。福本さんの司会です。

最初に白鶴酒造株式会社　執行役員の中尾嘉彦・東京支社長、それからMiss  SAKE ファイナリストの３名がそれぞれご挨拶、最後に山田チームリーダーより、以下の説明がありました。

・　田植え作業について

　①　苗の茎の部分だけを引っ張らないように注意し、根の部分をほぐす

　②　苗４・５本をちぎり、３本の指に挟んで深めに植える

　　　植える場所についてはロープを張って目安を作っています

　　　ロープを越えた先に植えるようにしてください

　③　自分で歩いて後ろに下がって植えていきますが、

　　　足の跡の穴などは塞いで次に植えやすいようにする

さて、屋上に移動し、裸足や長靴、またはビーチサンダル姿になっていただきます。

この日の天気は晴れ、風もありません。気温も丁度良い感じ。

絶好の田植え日和です。

さあ、田植え、スタートです。

社員の方々、田に入っていきます。

Miss  SAKE ファイナリストも交替で田植えをされました。

田植えを終わられたら、手や足を水で洗います。

ここで Miss  SAKE ファイナリストにインタビューです。

最初に宮城県代表　斉藤百香（さいとう　ももか）さんから・・・

田に入って手を開いていらっしゃるのが斉藤さんです。

あと２人の Miss  SAKE ファイナリストは奥で並んで待っています。

ー　宮城代表ですよね。

はい、米どころ、宮城県代表です。

ー　田植えはいかがでしたか？

「なでしこプログラム」というイベントで、こちらの天空農園さんを見学させていただいた時に、本当に驚きました。

銀座のど真ん中に白鶴様の大きな看板の下、ビルに囲まれたところに田んぼがあって、お稲荷さんがあってという風景に、とても神秘的だなと言いますか、すごくある意味現代的な日本らしさを感じました。

実は私、田んぼをゼロから一緒に作ったことがありました。

代搔き（しろかき）などをやったりとか田植えをして最後に収穫して、というのを。

昔懐かしいような感覚でやらせていただきました。

仙台の放送局に以前勤めておりましたので、放送局の真横に田んぼを作る、という企画で。

テレビ塔の下という大事な場所ですけど、大自然でもあったんです。

毎年恒例の企画でした。酒米ではなかったですが。

ー　深く植えるということでしたが、どうでした？

泥が割とあるので、力強く行き過ぎてしまうと全部沈んでいってしまうようです。

絶妙な力加減でいかないといけないのかなと思って、挑戦しながら楽しんでやらせていただきました。

ー　来週の６月２１日は Miss  SAKE の最終選考が予定されていますね。

そうですね、それまでにいろいろと私生活とのバランスをとりながらですけれども。

ー　ありがとうございました。

※　斉藤百香さんは最終選考の結果、準グランプリの栄誉に輝きました。おめでとうございます。

次に、東京代表　窪真理（くぼ　まり）さん・・・

ー　田んぼから出る時、苦労していましたね。

そうなんですよ、長靴だと特にそうだと思うんですけど、泥に足をとられてしまって。

私、初の田植えだったんですけど、思ったより大変な作業で。

ー　この田んぼは以前見られたんですよね？

田んぼが乾いていた状態の時に、先月、見に来ました。

ー　この稲がいずれは美味しいお酒になりますが。

ちょうどここの天空農園で作ったお酒を、先月飲ませていただいて、これが大きくなってまた誰かに飲んでいただけるんだなあと思うと、不思議な気持ちですね。

東京でこんなお米作りが体験できるなんて。

ー　ミスのグランプリ発表が来週に控えていますね。

そうなんですよ、もうドキドキですね。毎晩夢に見ます。

ー　出身は東京のどちらですか？

大阪で生まれたのですが、生まれてすぐに東京へ来て、ずっと世田谷の方で育っています。

ー　世田谷も奥まで行かないと、田んぼは無いのでしょうね。

そうですね、等々力とかに行ったらあるんですかね。

ー　今日は銀座の真ん中での田植えでしたね。

そうですね。

ー　ありがとうございました。

最後に、同じく東京代表　佐藤琴音（さとう　ことね）さん・・・

ー　先程のお話では、小学校の時に稲を植えたことがあるとか？

バケツ稲っていう。バケツの中に稲を植えました。

田んぼに入ることはなかったです。

ー　長靴で田んぼに入られましたが、出る時に苦労していましたね。

そうですね、次回は裸足で挑戦したいなあと。

ー　東京はどちらのご出身ですか？

板橋出身です。

ー　板橋にも田んぼはありますか？

ありますね、北区にも何面か。

あるにはあるのですが、こういった田植えの機会は無かったので。

ー　お酒はよく飲まれますか？

よく飲みます。

ー　こちらの稲もお酒になりますが。

また違う味がするかもしれないですね。

ー　ありがとうございました。

中央が Miss  SAKE ファイナリスト　東京代表　佐藤琴音さん、その左隣りが同じく東京代表　窪真理さん、右隣りが準グランプリの宮城県代表　斉藤百香さんです。

・・・田植え、２５分ほどで無事終了です。稲が丈夫に育ちますように。

ここで天空農園をご協力いただいている西武造園株式会社　藤代あゆ美課長にインタビューです。

ー　今年の田植えは例年に比べ少し遅めのようですが？

白鶴さんにお聞きしましたら、西日本で早く梅雨に入って、苗はそちらで作ってもらっているので、それで苗の生長が遅れ、苗の生長を待って田植えとなりました。

ー　そうしますと稲刈りはどのようになりますでしょうか？

田植えが遅れましても今後の天候が良ければ追いついていきます。

ー　今後の天候次第ということですね。

例年、お米の品評会ってあるじゃないですか、等級を決める。

それに合わせて稲刈りをしているのですけれども、もうちょっと遅らせてできたらいいなというところなので。

お盆明けって雨が降るので、その天候次第で遅れてしまったりすることもあると心配はしていますが。

今日のこのような天候でしたらどんどん生長していくので、追いついていくとは思います。

ー　今年の梅雨は短くなりそうですね。

そうですね、梅雨は３年前、梅雨明けが早かったことがあるじゃないですか。

それに関しては別に稲にとっては悪いことではないので。

水は自動で、人が管理しているので。

日照時間が長ければ良いので。

お盆明けの雨が長くないといいなと思います。

ー　新チームリーダーの山田さんはいかがですか？

すごく勉強されていて、一生懸命。

稲の準備も山田さんを中心にやっておられました。

ー　昨年のお米で作られたお酒はもう飲まれましたか？

いえ、まだ飲んでいないです。

楽しみにしています。

ー　今年の稲も来年に良いお酒になって欲しいですね。

そうですね。

ー　虫対策などはいかがですか？

山田さんはじめ、良く見て回っていただいているので、虫だよって。

対応は早いのではないかと思います。

ー　土はどうですか？

うちは例年土壌分析をしていまして、冬場に肥料の成分の何が足りない、というのを見まして、肥料を足します。

今年は結構充分窒素とか亜鉛や鉄もきちんと入っているのを確認できていますので、土地としてはあまり入れていないんです。

今年は追肥の予定です。

肥培管理（ひばいかんり：肥料のコントロール）はしていくつもりです。

ー　藤代さんは小田農園長の頃からやられていましたよね？

小田農園長に弟子入りしまして、勉強させていただきました。

このような水田は他にはありませんから。

白鶴さんがノウハウをお持ちで、それをお手伝いさせていただいているだけなので。

（ロズマリはこれは謙遜と受け取りました。）

ー　ありがとうございました。

山田チームリーダーからもお話をいただきました・・・

このたび新しく天空農園のチームリーダーに着任しました。

３月まで前リーダーを近くでサポートしてきました。

一番近くで見てきたからこそ、どれだけ真摯に向き合い、努力して育ててきたのかわかります。

その思いを引き継ぐのは大きなプレッシャーですし、今はまだ自信はありませんが、力仕事は皆の助けを借りながら、専門的なことはプロにアドバイスを受けながら、背伸びをせず自分らしく取り組んでいきたいと思います。

・・・秋の稲刈りがとても待ち遠しいです。

昨年のお米で作られましたお酒、『白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦』。

こちらのディスプレイもありましたので、ご紹介します。

（詳しくは６月８日の記事をご覧ください。）

なお、天空農園の日々の様子はSNSでも配信されています。ご覧になってください。

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銀座５－１２－５

東京メトロ日比谷線　東銀座駅　至近

歌舞伎座の信号角、向かい側のビルです。

０３－３５４３－０７２１

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