はじめ

中央区の丸いもの

令和3年(2021年)6月17日をもって閉店となった築地木村屋の「あんぱん」を偲んで、中央区の丸いものを集めてみました。

築地木村屋の「牛すじ玉ねぎカレーパン」

築地木村屋の「牛すじ玉ねぎカレーパン」 中央区の丸いもの

明治43年(1910年)に木村屋總本店よりのれん分けされて開店した築地木村屋。その名物といえば「罌粟(けし)あんぱん」ですが、個人的には「牛すじ玉ねぎカレーパン」が一番のお気に入りでした。

銀座木村屋の「酒種あんぱん」

銀座木村屋の「酒種あんぱん」 中央区の丸いもの

明治7年(1874年)に木村屋(現・木村屋總本店)が考案した元祖「あんぱん」は、「酒種(さかだね)あんぱん」。いまも、パンの生地はイースト菌でなく、米と麹で培養された酒の酵母で作られています。

塩瀬の「志ほせ饅頭」

塩瀬の「志ほせ饅頭」 中央区の丸いもの

貞和5年(1349年)に中国から来日した塩瀬総本家(本店:中央区明石町)の始祖・林淨因。彼が、中国で肉を詰めて食べる「饅頭(マントゥ)」をヒントに作り出した「饅頭(まんじゅう)」が、日本の「饅頭(まんじゅう)」の元祖といわれています。

月島の「もんじゃ焼き」

月島の「もんじゃ焼き」 中央区の丸いもの

月島名物「もんじゃ焼き」の美味しい焼き方は、具を焼いた後に丸いドーナツ状の土手を作り、その中に出汁を流し込み、出汁が煮立ったら土手をくずしてまぜ合わせる…といわれています。

ツツジと柳が描かれた「マンホールの蓋」

ツツジと柳が描かれた「マンホールの蓋」 中央区の丸いもの

昭和62年(1987年)に中央区制40周年を記念して、区の花はツツジ(含、サツキ)、区の木は柳に制定されました。中央区の街路灯配線のための「マンホールの蓋」には、ツツジの花と柳の葉がデザインされたものがあります。

日本橋の「日本国道路元標」

日本橋の「日本国道路元標」 中央区の丸いもの

日本橋は慶長9年(1604年)に五街道の起点となり、明治時代には橋の中央が全国の道路の起点と定められました。橋の車道の中央には、ブロンズ製の元標が埋め込まれています(北西の橋詰め「元標の広場」には、そのレプリカがあります)。

歌舞伎座の座紋「鳳凰丸」

歌舞伎座の座紋「鳳凰丸」 中央区の丸いもの

鳳凰は中国古来の霊鳥。歌舞伎座の公式ホームページによると、創設者のひとり福地桜痴(源一郎)が、自宅の釘かくしに使われた「鳳凰丸(鳳凰を丸く図案化したもの)」をたいへん気に入り、歌舞伎座の座紋に採用したそうです。

数寄屋橋公園の「若い時計台」

数寄屋橋公園の「若い時計台」 中央区の丸いもの

昭和41年(1966年)、「東京数寄屋橋ライオンズクラブ」が「銀座ライオンズクラブ」から独立したことを記念して、数寄屋橋公園に岡本太郎作「若い時計台」は設置されました。作品の丸い顔の部分が時計になっており、時間帯によって指針が眉毛や髭に見え、顔の表情が変化します。

銀座の「和光本館時計塔」

銀座の「和光本館時計塔」 中央区の丸いもの

銀座にある丸いものでまず思いつくのは、「和光本館時計塔」の文字板でしょうか…。時計塔の東西南北の各面にひとつずつ、計4つの時計が設置されています(文字板の原寸大レプリカは、セイコーミュージアム銀座で見ることができます)。

 

中央区の丸いもの、まだまだありそうですね。

中央区の丸いもの、まだまだありそうですね。 中央区の丸いもの