ケアリイ

(仮称)さくら通りの桜たち

はじめまして、11期特派員になりましたケアリイです。皆さまよろしくお願いいたしますm(__)m

さて、タイトルがどうして「仮称」なのかは下のほうでご説明させていただくとして、兜町近辺のさくら通りの桜のご紹介です。道路から見上げた「桜のアーチ」はよく見かける写真かと思いますが、この通りに面して事務所を構えている役得で、桜並木を上から撮ってみました。なんだか桜の森のようにも見えます(^^)

桜の花蜜

桜の花蜜 (仮称)さくら通りの桜たち

桜の花蜜を求めて、小鳥が結構やってきます。多いのはヒヨドリとスズメ、時にメジロという感じです。

花蜜は子房の付け根(要するに花の一番奥)にあります。くちばしの短いスズメだと、そこまで頭を突っ込むと顔が花粉だらけになってしまうのか、花弁の付け根をガジガジと噛み切って吸い出そうとします。その結果、桜の花がまるで椿の花のように落花・・(A)

ヒヨドリは正攻法で花の中に頭を突っ込んでいますが(C)、その結果、くちばしには白粉のように黄色い粉が!(笑:B)

胴吹きだらけ

胴吹きだらけ (仮称)さくら通りの桜たち

さくら通りの桜は写真のように、幹から直接花を咲かせていることが多いです(胴吹きといいます)。古い幹とのコントラストが良くてまるで一輪挿しのようです。

でも胴吹きというのは樹勢が弱ってきている証拠でもあります。盆栽の世界では、わざと樹を痛めて胴吹きさせるという荒業もあるようですね。樹齢はよくわかりませんが、植樹されたのは昭和31年とのこと。古木の風格が漂っています。

さくら通りとは

さくら通りとは (仮称)さくら通りの桜たち

この地図は中央区コミュニティバス「江戸バス」の桜だより編のマップの一部です。

真ん中やや左の「F」という印がさくら通りを示しています。その解説には『東京駅八重洲北口から茅場町まで延びる桜並木です。中央区内で最も多い150本もの桜を見ることができます。』と書かれています。

なので、さくら通りとは「外堀通りから亀島川に至る全長約1km」と思いますよね?私もずっとそうだと思っていました。

でも正式には違うんだそうです。中央区が色んな道路に「愛称名」を付け始めたのは昭和63年から。「さくら通り」という名称と区間も昭和63年に区に正式に登録されたようです。ですがその区間は「八重洲1丁目5番から日本橋3丁目1番」。外堀通りと中央通りの間だけでした。

もともとその区間は地域の有志が昭和11年に植樹した「日本橋さくら通り」のこと。戦災で焼失後、昭和31年に再植樹した際、桜並木が茅場町まで延長されたようです。

というわけで、中央通りから亀島川までの桜並木道を(仮称)さくら通りと書いていたのでした(笑)