滅紫

十月歌舞伎座演目ゆかりのお土産ー歌舞伎座

第3部にやってきましたが、開演まで1時間あります。まずは今月のお土産の品揃えをチェック。ご存知の通り、歌舞伎座では毎月の演目に合わせて全国各地の人気のお土産が集められているのです。

2部の「太刀盗人」には京都一夢庵の「刀剣スティックケーキ」(432円)、1部の「天竺徳兵衛」から「くるみ信玄餅」(6個入り 1100円)、3部の「松竹梅湯島掛額」から中里の「揚最中(186円)をいただきました。

毎月本当によく探されるものだといつも感心しています。買物が終わり、「檜」でお茶を頂きました。季節のお菓子のカボチャプリンとコーヒーのセット(650円)です。珍しく空いています。「珍しいですね」とサービスの方と話しましたが、「お店の方と世間話をするのも久しぶりだな」と気がつきました。宣言解除で新規感染者数も理由が不明ながら激減。ピリピリ張り詰めていた空気が変わってきたことを感じます。そろそろ開幕時間が近づいてきました。

 十月歌舞伎座演目ゆかりのお土産ー歌舞伎座

三部の「松竹梅湯島掛額」は菊五郎さんが久しぶりに道化役の紅長を演じる「お土砂」。オリンピック開会式で話題となった「ピクトグラム」まで登場し客席大喜び。「四ツ木戸火の見櫓の場」では右近さんがお七を人形振りで演じます。

1部の「天竺徳兵衛新噺(いまようばなし)」は脇筋の幽霊話の「小幡小平次」の話。猿之助さんのインタビュー記事を見ると「コロナ仕様」で上演時間の制限に合わせて短くカットされたとのこと。「小平次」は江戸時代お岩と並ぶ幽霊の代表。初演の時も霊にたたられ初代の尾上松助が熱病にかかったり、今の猿翁さんが初演の時も途中休演となったことがあったという曰く付き。今回何事もないのは勝手な想像ですが故事に倣って「小平次供養」をされたのかも知れませんね。

                      10月6日1部、10月13日3部観劇

 十月歌舞伎座演目ゆかりのお土産ー歌舞伎座

十月大歌舞伎 千穐楽は27日

1部 開演 11時「天竺徳兵衛新噺」「俄獅子」

2部 開演14時15分「時平の七笑」「太刀盗人」

3部 開演 17時30分「松竹梅湯島掛額」「喜撰」

チケットのお問い合わせはチケットホン松竹 0570-000-489(10時-17時)