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2021 お初穂祭「四條流包丁式」

 2021 お初穂祭「四條流包丁式」

 10月16日、築地·波除神社では、秋の実りに感謝する「お初穂祭」が斎行されました。11月23日の新嘗祭に先立ち、神社御神饌田(石川県白山市鶴来)でとれたその年の初穂を神様にお供えし、稲作が無事終了したことに感謝し、報告をする秋季奉祝神事です。 この日より1年間1束の初穂が懸税(かけちから:奉納された稲穂のことで、"ちから" とは税のことを指し、昔の年貢と考えられます)として神前にお供えされます。                境内左手には、実った稲穂がディスプレイされています。   11:00からは「食」のまち築地から発信する食育の一環として、古来より宮中などで行われていた素手で触れずに魚を捌く「四條式包丁式」の奉納が執り行われました。               烏帽子、直垂を身にまとい、大きなまな板の前に座り、食材に直接手を触れず、右手に包丁、左手にまな箸を持ち、切り分け、盛り付け、神様に捧げられます。    この日は、秋の実りに感謝する、ちりめん細工の「実りのコンコン守」と、お初穂祭限定の御朱印の授与が行われます。