熈代勝覧のその奥に
三越前の地下通路には、特派員ブログでもしばしば取り上げられている熈代勝覧があります。ですがその奥のほう(神田側)にもちょっと面白いものが・・・・。
実は私、恥ずかしながら、熈代勝覧を知ったのは観光検定がきっかけだったんですが、その奥のほうのものはずいぶん前から知ってました(^^)
いったい何のことかというと・・・
通路の奥は中生代の世界
数十本もある地下通路の柱の外壁に、夥しい数のアンモナイトやベレモナイトが!
江戸時代の熈代勝覧の奥にいきなり2億年前の世界が広がっています。
三越本館や高島屋日本橋店の中のアンモナイトは昔から有名ですが、地下鉄駅工事に伴って造られたここの通路のアンモナイトの数は圧倒的です。
この外壁材は、どうやら「ジュライエロー(ユライエロー)」と呼ばれるドイツ産の大理石のようです。ジュライエロー、ジュラ紀の黄色。そのまんまですね(笑)。
下記のサイトによれば、赤坂サカスや東博の法隆寺館など、結構色んな場所で使われているようです。
ジュライエローについて詳しくはこちら
https://ishirabe.com/jura-yellow/
三越前地下の施工会社さんはこちら
http://sekistone.com/general/knowledge/1/
人形町図書館(日本橋小学校)にもアンモナイトが
中央区内だと、人形町図書館のロビーでもこの大理石が使われているのを見つけました。
ご存じのようにこの建物は小学校の校舎と兼用なので、子供たちにも人気かもしれませんね。