エコ粋見聞録 結to ユイト の展示
日本橋室町の Yuito ビルの外壁に展示されている絵は、楽しくて大変勉強になるので、よく拝見しています。 今回ご案内するのは、「エコ粋見聞帖」です。 次の様に書かれています。
江戸の世から今日、そして未来へ
江戸という都市に生きた人々の暮らしには、これからのライフスタイルに大切な地球に優しいアイデアが溢れています。 「結toエコ粋見聞帖」は、四百年の時を超え、先人の知恵と心をあなたへ(to you)結ぶ架け橋になりたい。そんな願いを込めた見聞帖を季節ごとにお楽しみください。
包装 持ち運びも考えさせられます
11月に訪れた時には、「包装」が取り上げられていました。
藁を使った米俵、納豆の包装、果物か玉ねぎなどを包んだ包装、乾燥した高野豆腐風の物を包み、
卵も上手に包んで、持ち運んでいたようです。
最近では、買い物の際のビニール袋の有料化もあり、過剰包装も少なくなりましたね。
私見ですが、風呂敷を使った包装は持ち運びもエコだし、粋ですね。
べったら漬けの名前の起源
この絵では、「べったら漬け」と「発酵」について教えてくれています。
ちょっと意地悪な男が、「浅く塩漬けした大根を米麹の床に本漬けしたもの」を
振り回し、「姉ちゃん、そらそらそら~ べったりつくぞ~」と、お嬢さんをからかっています。
地産地消と棒手振り(ぼてふり)
この絵では、「地産地消」と日本橋に上がった鮮魚や野菜を売り歩く人のことを説明しています。
外国からの輸入に頼らざるをえない場合もありますが、近くで採れた野菜やお魚を食べることは、運送にかかるフード・マイレージ(食品の運送距離にかかる化石燃料の消費)を減少させ、ひいては二酸化炭素の削減につながることでしょう。
いろんなことを考えさせてくれる、「結to」の展示です。
日本橋でのお買い物、お食事の時、福徳神社にお参りの際には、Yuitoの外壁に掲示された楽しいお知らせをご覧ください。