水辺エリアを巡る JR東日本「駅からハイキング」
今回の「駅からハイキング」は~鉄道発祥の地「新橋」からめぐる~勝どき・月島・佃の水辺エリア散策~です。
新橋駅から出発しました。南改札で地図を頂き歩き始めます。旧新橋停車場など、港区を通って中央区へ。浜離宮の手前に国鉄踏切跡があります。
国鉄汐留駅と東京都中央卸売市場築地市場との間をつなぐ貨物引込線にあった踏切です。汐留駅は、わが国の鉄道開業当時における始発駅の新橋駅でしたが、大正3年、東京駅が中央駅になると、ここは貨物駅になりました。築地に東京市中央卸売市場が完成すると、汐留駅と市場間に荷物運搬のための線路がしかれ、大きな働きをしました。都民の暮らしの台所を支えてきた信号機を国鉄廃止に当たり、ここに保存されることになった、との説明版があります。汐留川も流れていました。
尾張徳川家があった場所にかかる橋
踏切から築地大橋に向う途中に、江戸時代に尾張徳川家の築地下屋敷があった場所がありました。当時は尾張藩の物流の拠点となった入堀がありました。明治時代には海軍の施設が、関東大震災後は東京都中央卸売市場築地市場の用地となりました。この橋は汐留から市場への鉄道引込線を一般区道に改修することになり、新たに鉄道橋を道路橋に架け替えたものです。尾張橋の名を残すために「新尾張橋」と命名されました。
築地大橋から
築地市場跡もすっかり更地になって、工事が続いています。
築地大橋の中央から勝鬨橋が見えます。右は東詰めから見た新月島川。
月島第二児童公園「平和モニュメント」
「中央区平和都市宣言」の趣旨を踏まえ設置したモニュメントは、16校の区立小学校の子どもたちが作成した原画に、障害のある方が制作に協力して、2011年に置かれました。「平和を願い核兵器のない世界の実現」をテーマとしています。
お昼は月島でもんじゃ焼き
月島もんじゃストリートまで来ました。やっぱりお昼はもんじゃ焼きですネ。「駅からハイキング」の地図を持った方もちらほら見かけます。お店で焼いてもらって、出来上がって行くのを見ているのも楽しく、目から美味しさが伝わります。ハフハフ最初のひとへらを食べ始め、「早く食べないと焦げちゃう?」とは無用の心配でした。焼けるごとに美味しさが変わって、うっすら焦げた最後の一口まで、さすがに下町を代表するグルメでした。体も温まり元気が戻ってまた出発です。
石川島公園・佃公園から佃大橋へ
隅田川にかかる相生橋を背にして、スーパー堤防の上を佃大橋を目指して歩きます。リバーシティ21を抜けると石川島灯台跡や住吉神社、江戸時代からの佃煮屋さんなど、古い町並みと最新のビル群が同居しています。全長220mの佃大橋を渡ると、中央大橋の先に積田川が広がって、小さい中央区の大きい景色を実感します。
この「駅からハイキング」受付時間内にスタートして同一日のゴール時間までにゴールする、と言う以外は自由で自分のペースで歩けます。この日は16時30分がゴール時間でした。地図があるので初めての所でもわかりやすく、ビューポイントも記されていて素敵な景色に巡り会えるお勧めのウォーキングイベントです。今月13日まで実施されています。