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2024 歴史と文化が息づく下町風物詩「恵比寿講べったら市」

 2024 歴史と文化が息づく下町風物詩「恵比寿講べったら市」

 10月19·20日両日、宝田恵比寿神社(日本橋本町3)周辺で、日本橋の秋の風物詩「恵比寿講べったら市」が開催されました。     10月20日に商家で行う「恵比寿講」(恵比寿神を祀り、関係者を招き行う年中行事)は、商売繁盛·家内安全を祈願する、商人にとって重要な習わしで、講の前日から、神棚·神具、お供え物等を買い揃える市が門前に立ったのが起源とされ、明治中期以降、浅く塩漬けした大根を米麹の床に本漬けした漬物(べったら漬)が売られ始め、人気を呼び名物となり、"べったら市" との名が定着し、運が付き、福が溜まるとの縁起物として買い求めたとの言い伝えもあるようです。ほのかな甘みとシャキシャキとした食感が魅力です。       宝田恵比寿神社前には大提灯が、周辺道路沿いには様々な崇敬者·企業名入奉納提灯が掲げられ、灯りが入ると一段と風情が増します。期間限定で、鎌倉時代の名匠運慶作と伝わる、御神体の恵比寿神像御開帳が行われます。       子供神輿·山車は15:30~、大人神輿は16:30~、各々町内を練り歩きます。             後年恵比寿神合祀とされる近隣の椙森神社(日本橋堀留町1)周辺でも、恵比寿神祭の縁日 通称べったら市が立ち、界隈は、べったら漬、地元の老舗の逸品、職人技が光る伝統工芸品をはじめ、飲食·物販合わせて約500と聞く屋台や露店が軒を並べ賑わっています。