街歩きのお供に
「春は名のみの~・・・」の早春賦の歌詞そのままに、明るい陽射しに似合わぬ冷たい風に首を縮める今日この頃。陽光に誘われて、密を避け感染症対策を行っての街歩きにお勧めのアイテムをご紹介します。
それは季刊誌「中央区まちかど展示館」。A5版20数ページの小冊子が街歩きのお供にピッタリ、誌上街歩きにもお勧めです。
中央区まちかど展示館とは・・・
徳川家康が江戸に幕府を開いて以来400年の中央区には、人々の暮らしを支え、彩るたくさんの物(産業)や行事が現代へと引き継がれています。例えば、和紙やのれん、刷毛や行李(と言ったって、若い人にはピンとこない物かも?)、印刷技術やお祭りの山車等々。それらが単に歴史的遺構・旧跡や展示品として「ある」だけではなく、今も暮らしの中で「作られ使われ進化し続け」ているのが中央区で、中央区の文化の構成要素になっていると思います。
その文化に敷居を低く触れさせてくれるのが「中央区まちかど展示館」だと私は感じています。まちかど展示館は2022年2月現在29ヵ所あります。
まちかど展示館になっているお店では購入可能な品物を拝見しつつ、由来や製法などを知ることができますし、体験プログラムがある場合もあります。産業などの展示館では「へぇ~そうだったのか!」の連発。そういえば石川島資料館を見学した際、配偶者が若かりし頃、今でいうインターンシップで作業に従事したタンカーの写真に遭遇し、思わぬ邂逅に驚いたこともあります。
閑話休題・・・
今回の記事のきっかけ
何かの機会にまちかど展示館の季刊誌を紹介したいと思ってきましたが、あまりにもベタかなぁとのためらいもありました。しかし、最大級の原動力が発動、ついに登場です。
その原動力とは、この、お年玉クイズ!
記事トップの写真、「中央区まちかど展示館 」Vol.11の最終ページに載っていました。
新年早々、中央区役所へ所用で行った際に、最新号が目に入りもらってきました。バタバタと日を過ごしお正月気分も薄れた頃、ゆっくり読んでも確信できる答えは2個しか思いつかず、見なかったことに。しかし、まちかど展示館(のオリジナルスタンプ)を知らずして中央区観光特派員が務まるのか?と一念発起。ヒント掲載のfacebookを読んだら、まだ当選する可能性があるかも?と淡い期待で応募してみました。
お年玉が!
たぶん応募殺到、かつ締切間際だったし、淡い期待はシャボン玉、なんて思っていたら、なんと!ワ~ォ!ウン十年ぶりにお年玉をもらった!!
まちかど展示館のロゴマークがスタンプされた封筒が届き、「全問正解の記念品として」という文書とともに龍工房さん(江戸東京組紐 龍工房体験展示館)の組紐ストラップが麗々しく入っておりました。facebookのヒントなくして達成できなかった全問正解ですが、それはまぁお年玉ですから許していただいて・・・。
祖母が羽織の紐を結ぶシーンを思い出させてくれるストラップ。タッセル側の紐がスっスっと動くその滑りの良さにも感動。手触りを楽しみながら、さて何につけようかと、まだ飾って眺めているところです。
ちなみに、他力本願で得た成果は身に着かず。やっぱり自分の足で訪ね、見て実感してくることが大事ですね(苦笑)。
まちかど展示館の紹介は、29ヵ所を網羅したパンフレット(A4縦二つ折り)が一覧で全体像を把握しやすいです。
街歩きのお供には、季刊誌をお勧め。A5版のコンパクトなサイズで、エリア別の号があります。エリアのまちかど展示館の紹介はもちろん、お勧めの散策ルートとスポットなどが掲載されています。各号に全館記載の中央区地図がついているので、ちょっと足を伸ばしたいときも役立ちます。最後のアンケートに回答して送ると、抽選でオリジナルグッズが当たるそうです。
なお、街の変化のスピードが速いことも中央区の文化、お店などは最新の情報をお確かめください。
冊子はまちかど展示館、中央区役所など区の施設、中央区観光協会などで最新号を入手(無料!!)できます。
また、まちかど展示館のHP https://chuoku-machikadotenjikan.jp/もご活用ください。イベントの案内もあります。バックナンバーhttps://chuoku-machikadotenjikan.jp/book.htmlもダウンロードでき、連載記事を読むことができます。
HPでは、言語選択(英語、韓国語、中国語)すると、地図のダウンロードのほか、各展示館の字幕スーパーつき動画を見ることができます。各館がコンパクトに紹介されていて、海外の方もイメージしやすいんじゃないかなと思いました。
中央区まちかど展示館は、中央区まちかど展示館運営協議会(中央区区民部文化・生涯学習課内)による事業で、冊子の発行元もそちらです。今回の記事のご了解もいただきました。