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【遠足シリーズ第15弾】つつじ咲くお寺で見つけた薬師如来


こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
連休中はつつじが見頃と聞き、昨年機会を逃してしまったとある場所に行ってきました
それが、神奈川県川崎市にある等覚院です!

では、等覚院は中央区とどのようなつながりがあるのでしょうか。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今回は中央区観光検定対策も兼ねてご紹介します^^

「茅場町薬師」こと智泉院とは

「茅場町薬師」こと智泉院とは 【遠足シリーズ第15弾】つつじ咲くお寺で見つけた薬師如来


中央区茅場町には、上野の寛永寺の末寺として1635年に創建されたお寺「智泉院」があります。
本尊は薬師如来で、平安時代中期の恵心僧都(源信)作と伝えられています。
この薬師如来は、江戸時代には山王権現の本地仏として山王御旅所(現在の日枝神社)内にありましたが、明治時代の廃仏毀釈の影響を受けて以来、川崎市の等覚院に安置されています。

 【遠足シリーズ第15弾】つつじ咲くお寺で見つけた薬師如来


江戸時代には病を治す御利益のある薬師信仰が盛んで、智泉院は「茅場町薬師」と呼ばれ、庶民たちの信仰を集めました。
そして、毎月8日と12日に行われた縁日では、夕方から開かれる植木市が特ににぎわったようで、その様子は『江戸名所図会』にも見られます。

中央区観光検定対策

上の写真にもあるように、境内には、案内板、地蔵菩薩、天水鉢等があります。
こちらは、中央区観光検定でも時々出題されるので、改めてポイントをチェックしてみましょう^^

「銅像 地蔵菩薩立像」(区民有形文化財)
制作目的:関東大震災で被災した魚河岸の人々を供養するため(日本橋魚河岸からの依頼)
制作者:戸張孤雁
完成年:1927年

 【遠足シリーズ第15弾】つつじ咲くお寺で見つけた薬師如来


少し細かいかもしれませんが、合わせて銅像のサイズ感や持ち物は以下の通りです。

像高:2m35cm
頭部:光輝を示す宝珠光背あり
右手:錫杖
左手:宝珠
安置場所:反花と蓮弁だけのシンプルな蓮華座の上

天水鉢(区民有形民俗文化財)
奉納理由:1841年、本尊である薬師如来像の開帳記念
奉納者:坂本町(現在の日本橋兜町)の人々
鋳造者:釜屋七右衛門(通称:釜七)
数:2基
正面に刻まれた文字:坂本町、奉納
側面に刻まれた文字:世話人や鋳造者の名前

 【遠足シリーズ第15弾】つつじ咲くお寺で見つけた薬師如来


ここまで、等覚院との関係性を含め智泉院のご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
検定まではまだ時間がありますが、これらのお寺の近くを通った際には、上記のポイントを思い出してみてくださいね