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土門拳が撮った「藤田嗣治」 IN ノエビア銀座ギャラリー

2022年3月22日(火)~6月3日(金)の間、銀座7丁目並木通りの「ノエビア銀座ギャラリー」で、「土門拳が撮った藤田嗣治」を開催中です。入場料は無料です。

写真家「土門拳」は1909年(明治42)、山形県飽海郡酒田町(現:酒田市)に生まれ、リアリズムに立脚する「報道写真」、著名人等の「ポートレート」、寺院・仏像などの伝統文化財等を撮影した、日本を代表する写真家の一人です。代表作品として「古寺巡礼」「室生寺」「ヒロシマ」等があります。1983年(昭和58)に故郷の酒田市に「土門拳記念館」が完成しました。そして1990年(平成2)80歳で亡くなりました。

画家「藤田嗣治」は、1886年(明治19)、東京市牛込区(現:新宿区)に生まれ、東京美術学校西洋画科(現:東京芸術大学美術学部)を卒業し、第1次世界大戦前からフランスのパリで活動し、猫と女を得意な画題とし、独自の「乳白色の肌」と呼ばれた裸婦像などは、西洋画壇の絶賛を浴びました。1955年(昭和30)にフランスに帰化し、1968年(昭和43)スイスのチューリヒで亡くなりました。81歳でした。

 

 土門拳が撮った「藤田嗣治」 IN ノエビア銀座ギャラリー

上の写真は、会場の写真です。会場には「21点」の写真が展示されています。藤田嗣治は、1933年(昭和8)にフランスから帰国しますが、1937年(昭和12)年に新築したアトリエは、空襲で焼失し、1946年(昭和21)練馬区小竹町に転居します。写真家「土門拳」は、アトリエへの入室を許され、1941年(昭和16)頃から1949年(昭和24)にフランスへ旅立つまでの、日本における藤田を断続的に撮影しました。

 土門拳が撮った「藤田嗣治」 IN ノエビア銀座ギャラリー

上の写真は、画室での藤田の制作風景です。制作時間は、大体午後が当てられたそうです。時に描かなくても画室で暮らす時間が多く、藤田の生活は、この画室が中心となって回転していました。

展示している写真の中には、藤田の姿ばかりでなく、制作過程や画材、日用品までも写されています。この貴重な記録を是非ご観覧ください。掲載した写真につきましてはノエビア様のご協力を得ました。

開催期間:2022年3月22日(火)~6月3日(金)

開催場所:ノエビア銀座ギャラリー(ノエビア銀座ビル1階)中央区銀座7-6-15

入  場  料:無料