サム

2022 イロハモミジの花期

 2022 イロハモミジの花期

 イロハモミジはカエデ科カエデ属の落葉高木。別名イロハカエデ、京都の紅葉の名所 "高雄" に因みタカオモミジとも呼ばれ、一般に "モミジ" といえば、紅葉の代表格である本種を指すとされます。豊かな緑と広大な面積を誇る都心のオアシス、国の特別名勝·特別史跡に指定されている浜離宮恩賜庭園の88種約6,200本の樹木の内、イロハモミジは、昨年、江戸時代の歴史的景観の復元を目指し大泉水周辺整備工事が実施され、約30本に増えたと聞きます。     イロハモミジは、細かく分かれた枝に、びっしりついた繊細な葉は、小形で掌状に5~7烈し、裂片の先は尖り、縁には重鋸歯があり、芽吹きから初夏・紅葉シーズンにかけ、黄緑~緑~黄~赤と多彩に移ろう色彩の鮮やかさが魅力です。            若葉と同時に若枝の先に散房花序を出し、萼片、花弁ともに5枚の、直径4-6mm程の暗紅色の小花を下垂して付けます。                       太陽の光を透かして見ると、爽やかな淡い緑の色相が重なり合う中、小さな暗紅色の小花が散りばめられ、繊麗たる美しさです。