たけちゃん

中央区路地裏探検シリーズ 【築地場外市場編】

こんにちは、新人特派員の「たけちゃん」です。3年ぶりの規制なしのゴールデンウイークとなりまたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は中央区の路地裏をてくてく歩きながら眺めてみようという企画です。路地裏は「路地裏」「裏路地」「横丁」「小路」「路地」などと呼ばれていますが、今回はおおらかな気持ちで、店と店、ビルとビル、家と家の間の細い道はすべて「路地裏」と呼んで探検していきましょう。

ところでみなさんは「路地裏」はお好きですか?

あまり大声で「好き!」という方にあまり会ったことはありませんが「たけちゃん」は路地裏散歩が大好きです。路地裏に迷い込んでいく何とも言えないワクワク。いきなり現れる暖簾(のれん)やネオン、むき出しの配管、自転車や台車、生活感が満載の風景。これらが路地裏の魅力と「たけちゃん」は考えます。

路地裏探検シリーズ第一回は「築地場外市場」です。さあ、今回もてくてく歩いていきましょう。

築地場外市場はいつ頃からあるのかな?

築地場外市場はいつ頃からあるのかな?
 中央区路地裏探検シリーズ 【築地場外市場編】

築地場外市場の歴史は築地本願寺と密接に関わっているようです。築地本願寺はもともと1617年、横山町に創建され「浅草御坊」と呼ばれていました。「横山町なのになぜ、浅草御坊?」と疑問を持つ方も多いと思います。現在の浅草橋付近に「浅草御門」があったためだと思います。

1657年「明暦の大火」で「浅草御坊」は焼失し、その後再建のため江戸幕府から与えられた土地が現在の場所ですが当時は海の上でした。佃島の門徒が中心となり海を埋め立てて土地を築き本堂を建立しました。これが「築地」の由来だそうです。

築地本願寺の境内には58ものお寺が集い寺町を形成していたことが古地図を調べてみるとわかりました。関東大震災後に築地付近に晴海通りが開通し、境内は道路を挟んで分断され、かつて寺院が軒を連ねていた敷地の隣には、魚市場が日本橋そして芝浦から移転してきたため、境内であった場所はしだいに場外市場へと形を変えていったようです。

にぎわう築地場外市場

にぎわう築地場外市場
 中央区路地裏探検シリーズ 【築地場外市場編】

2018年10月11日に中央卸売市場は築地から豊洲へ移転しました。しかし現在でも築地場外市場は多くの人で賑わっています。ゴールデンウイークはさらに混雑も予想されます。

もちろん豊洲市場には「温度を適切に管理できる閉鎖型施設」という大きなメリットがあります。魚や野菜を高温や風の影響から守り、鮮度を保つことが可能となりました。

それでも築地場外市場は日本人のみならず、多くの外国人観光客を魅了し続けています。その1つの理由が「路地裏」が持つ独特の世界観にあるのではないかと「たけちゃん」は考えています。

 中央区路地裏探検シリーズ 【築地場外市場編】

 

 

  築地魚河岸屋上広場にて

  ※都営大江戸線「築地市場」駅A1出口から徒歩2分

   日比谷線「築地」駅1・2番出口より徒歩5分 

   日比谷線都営浅草線「東銀座」駅5・6番出口から徒歩8分