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2022 新緑にひときわ映える鮮やかな青紫色

 2022 新緑にひときわ映える鮮やかな青紫色

 五月晴れに恵まれ爽やかな陽気となった浜離宮恩賜庭園では、大手門入り口付近、ボタン園奥に植栽されたアヤメ(文目)が新緑にひときわ映え、咲き揃っています。                アヤメはアヤメ科アヤメ属の多年草。日本には真正アヤメの他、エヒメアヤメ、ヒメシャガ、シャガ、ヒオウギアヤメ、カキツバタ、ノハナショウブの計7種のアヤメ属の植物が自生し、イチハツ、ハナショウブ、ジャーマンアイリス、ダッチアイリスなどの数多くの園芸種があります。アイリスはアヤメ科アヤメ属の総称です。   ノハナショウブが園芸化されたものがハナショウブで、ハナショウブとショウブは混同されがちですが、前者はアヤメ科、後者はサトイモ科に属する全くの別種。                 ハナショウブを簡略化してショウブということも多く、さらに古来菖蒲をアヤメと読ませることも混乱を招く原因となっています。                 ショウブは菖蒲草、ハナショウブはハナアヤメとも呼ばれます。                 物事の優劣がつけにくい様を「いずれアヤメかカキツバタ」と表現しますが、ハナショウブ、アヤメ、カキツバタの区別は難しく、三者を総称してアヤメと呼ぶ場合もあるようです。          因みに野生状態では、アヤメは乾燥した日当たりのよい草地に、ノハナショウブは水際に、カキツバタは水湿地に生え、花弁の中心に、アヤメは網目模様が、ハナショウブは黄色のV字状の斑紋が、カキツバタは白のV字状の斑紋があることで識別できます。