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博士、この船の名前はなに？

これは日本丸じゃ。晴海埠頭（はるみふとう）に停泊中（ていはくちゅう）じゃ。晴海埠頭は今、立ち入り禁止じゃが、豊海水産埠頭（よよみすいさんふとう）から眺めることができるのぉ。

これは帆船（はんせん）？

よく知ってるのぉ。4本のマストが見えるじゃろ。ここに白い帆（ほ）を張って、風をうけて海の上を走るんじゃ。もちろんディーゼルエンジンもついているから安心じゃのぉ。

博士、向こう岸に見えるこの船はおがさわら丸だよね？

そうじゃ。６日おきに竹芝（たけしば）と小笠原（おがさわら）の父島を往復している船じゃ。父島までは24時間もかかるんじゃ。

ぼく、おおきくなったら小笠原でイルカと一緒に泳ぐのが夢なんだ。

それは楽しみじゃなぁ。

博士、ここはどこ？

ここは月島埠頭じゃ。1963年（昭和38年）の豊海町埋め立ての時にできた、入り江のような小さな埠頭じゃのぉ。

博士、この船はなに？

この船は朝潮運河（あさしおうんが）に停泊している東京海洋大学の汐路丸（しおじまる）じゃ。東京海洋大学（とうきょうかいようだいがく）の実験航海（じっけんこうかい）にも使われるんじゃ。船の上で先生と一緒に共同生活をして、普段の授業で学んだことを、大海原（おおうなばら）という大きな舞台（ぶたい）で理解を深めることが目的なんじゃよ。

へぇ、授業で航海ができるなんていいなぁ。ボクも海の男を目指そうかな。

こんにちは、新人特派員の「たけちゃん」です。今回もキッズ向けに書いてみました。コロナ禍が続いていますが、豊海水産埠頭や月島埠頭はは密をさけて、ゆっくりと船舶鑑賞ができますよ。船舶好きキッズには最適なお散歩コースですよ。ただし、水産物を積んだトラックがめちゃくちゃ多いので十分注意してください。日曜日は交通量が少ないのでお散歩には良いかもしれません。

★豊海水産埠頭/月島埠頭 までのアクセス

　- 大江戸線勝どき駅下車 徒歩約15分

　- 都営バス「豊海水産水産埠頭」バス停下車　徒歩3分

　　　・東京駅丸の内南口発　都04（豊海水産水産埠頭行）
　　　・亀戸駅発　都33（豊海水産水産埠頭行）