カリンやセージも育つ「果樹とハーブの見本園」
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
先日、中央区内でまだ訪れたことのないスポットをGoogle mapで探していたところ、采女橋の近くに「ハーブ園」なる表示を見つけました。
中央区立築地川采女橋公園のそばはこれまでに幾度となく通っていますが、「ハーブ園」なるものがあることには気がつきませんでした。
気になったらすぐに調べたいタイプなので、涼しくなった時間帯を狙って早速現地に足を運びました。
公園は思っていた以上に広く、奥の方に「果樹とハーブの見本園」という看板の掲げられたエリアがあります。
一歩足を踏み入れてみると、下の写真のように緑豊かな空間が広がっています。
アジサイやアベリア、ユキノシタなど、区内の随所で見られる木や花に加え庭木の王様モッコクも植えられており、「銀座の柳」についての案内板も設置されています。
しかし今回最も知りたいのは、名前の通り果樹やハーブが植えられているか否か。
あまり期待せずに園内を散策してみると、立派なナツミカンの木が目に入りました。
実際にナツミカンがなるのか気になります!
実が落ちていないか足元を確認するもなし。
しかし、少し離れた場所に2つの異なる実が落ちていました。
1つ目はこちら。
近くの木々を見回した結果、カリンだと判明!
中央区内でカリンが実っているなんて考えたこともありませんでした。
もう1つの実は、へたも実も柿に似ているのですが、周囲に柿の木は見当たらず結局何かわからずじまい。
また、入口付近にはトゲなしブラックベリーで知られる「ソーンフリー」も植えられていました。
(樹名板には「ブラックベリー・リーソンフリー」と書かれていますが、「ブラックベリー・ソーンフリー」のことかと思われます。)
2020年3月の記事「ご存知でしたか?中央区にある屋上公園」でご紹介した通り、中央区立桜川屋上公園にはブルーベリーが植えられていますが、これまでに確認できたブラックベリーはここ築地川采女橋公園のもののみ。
そろそろ収穫時期を迎えるソーンフリーですが、実は確認できませんでした。
後日改めて見に行ってみたいと思います♪
さらに、樹名板こそありませんでしたが、ビワらしき立派な木も生えていました。
葉の裏には昨年のものと思われるセミの抜け殻が!
この他、実はなっていませんでしたが、剪定され管理の行き届いたウメの木もありました。
ここまで、ナツミカン、カリン、ソーンフリー、ビワ、ウメと果樹をご紹介してきましたが、種類は少なくもハーブも植えられていました。
それがこちらの「メキシカンセージ」(別名:アメジストセージ、学名:サルビア・レウカンサ)。
予想以上に果樹が植えられているこの見本園は、こんもりと生い茂る樹木のおかげで日陰に恵まれ、これからの季節は利用者が増えるのではないかと思います。
園内の奥からは首都高を見下ろすことができ、ここが東京であったと我に返ります。
しかし、銀座の中心から少し離れた場所に位置していることもあり、東京にいることを忘れてくつろげる自然の空間となっています。
中央区に引っ越してきて5年になりましたが、「もう少し早く知っていたら!」と悔しくなる素敵な場所でした。
特に区内にお住いの方、お勤めの方におすすめしたいリフレッシュスポットです♪
ご紹介スポット情報
築地川采女橋公園
住所:東京都中央区銀座6丁目18-1
中央区内の公園・広場一覧はこちらから(中央区役所のウェブサイトへリンク)。