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日本橋からは、東京日本橋タワー前のミストスポットをご案内。
「東京日本橋タワーってどこ？」と思った方、和紙舗「榛原 日本橋本店」や滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」があるあたりです。
ここでは街路樹4本にミスト装置が取り付けられており、木陰、椅子、ミストをまとめて提供しているありがたいスポットとなっています。

残念ながら期間までは分からなかったのですが、ミストタイムは8：30～17：00と気温の上がる日中。

このミストの周辺で涼んでいたところ、通りがかりのご夫婦に「（ミストの近くと遠くでは）全然（涼しさが）違うわねえ」とお声かけいただき、ちょっとしたコミュニケーションが生まれました。
出勤時、買い物・観光時、昼休みの移動中に暑さを和らげるにはぴったりのスポットです。

続いては、築地川銀座公園（南側）のミストスポットをご案内。
こちらは以前「誕生花で巡る中央区」シリーズでふれたことがありましたが、今年も6月末よりミスト装置が稼働していました！
ご覧の通り上部からミストが出ているので、立っていてもベンチに座っていても涼しさが享受できるのです♪

こちらは中央区環境土木部水とみどりの課が管理しており、ミスト発生期間は6月最終金曜日から9月第4日曜日までで、発生時間は毎日10：00～16：00と日本橋のミストより短め。
銀座の中心と築地場外市場の間には屋内で涼める場所があまりないので、両者のほぼ中間地点に位置しているこの公園は熱中症対策にもってこい。
銀座と築地を合わせて観光される方に特におすすめです！

ところで、屋外の水道、噴水、ミストの水質が気になる方はいらっしゃいませんか？
ここのミストに関して言うと、立て看板にあるように水道水が使用されており、装置は東京都暑熱対応設備整備費助成事業（クールスポット創出支援事業）によって取り付けられています。
本事業のQ&Aには、ドライ型ミストから排出される水の水質確保について以下の通り記載があります。

ドライ型ミストについては、塩素を除去していない水道水を用いることとし、次に掲げる方法のうちのいずれかにより水質を確保するとともに、運用状況及び水道水の交換状況を日誌等により管理し、都が求めた場合にはこれを提示することを条件に、助成対象とします。
・ドライ型ミストと水道とを直結し、1 日を超えて水が滞留しないようにすること（前回の散布から１日以上期間を経過して散布する場合には、設備内に滞留した水を除去したうえで散布すること）
・水道と直結せず、タンクに貯留した水道水を散布する場合には、日に一回以上、当該タンク内の水道水を交換するとともにタンク内の点検を行い、必要に応じてタンク内の清掃を行うこと

このミストで使用される水が安全できれい、なおかつよく管理されていると分かると安心できますね。

青空を背景にして発生するミストを見上げてみると、雲のようにも見えますね。
短時間ではありましたが、心地よく降り注ぐミストを浴びながらリフレッシュすることができました。

最後は、都営新宿線浜町駅直結の浜町公園（緑道）のミストスポットをご案内。
こんもりと木々が生い茂り風通しのよい日陰になっている緑道は、周辺企業で働く方々の貴重な憩いの場となっており、昼休みにはベンチが満席になるほどでした。

気になるミスト発生箇所は、ベンチの間や後方。
小型の装置でありながらそれなりにエリアの冷却に貢献しており、風が吹くとミストがより広範囲に漂うため、目にも涼しい風景を提供してくれています。

築地川銀座公園のミスト装置と同じく中央区によって管理されており、ミスト発生期間・時間、水道水使用という点も同じです。

仕事に戻る前につかの間のクールダウン。
大人でもミストが出ていると嬉しくなり、私は少々童心に帰った気分で楽しんでしまいました（笑）
とはいえ、6月28日にはNHKで熱中症対策としての「手のひら冷却」が紹介されていたこともあり、これもれっきとした熱中症対策なんです！

涼しさが伝わりますでしょうか？
通りからではミストに気づきづらいのですが、浜町駅や浜町公園利用者、近隣にお勤めの方・お住いの方はぜひ一休みの際にお立ち寄りください。

江戸時代における涼をとる手段として「打ち水」が有名ですが、その他に何があるだろうと京橋図書館地域資料室に所蔵されている本を開いたところ、「舟遊び」と「行水」が紹介されていました。
しかし、頻繁に屋形船に乗るわけにはいきませんし、区内の川で行水していいのは鳥くらいです。
江戸時代とは異なり、冷房が効いている建物に避難するという熱中症対策もありますが、周辺に気軽に入れるそのような建物がない場合もあります。
その際は、ぜひ区内の複数箇所で発生しているミストや木陰をご利用ください。
こまめな水分補給と適度な塩分補給で、これから本番を迎える夏も楽しく過ごしましょう！