コレハ、ドコニアル「デザイン」デショウカ。
さて、このデザインが施されているものは、どこにあるでしょう。
中央区をくまなく歩いている皆さんならば、すぐに分かってしまうかな。
このデザインに似ている生物は、プテラノドン。
中生代白亜紀後期に生息していた翼竜だよ。
くちばしやトサカの部分が長く伸びて、先端が鋭く尖っている。
ケツァルコアトルス。白亜紀末期にいた史上最大級の翼竜かもしれない。
ジュラ紀のランフォリンクスは、翼竜としては小さい種類だけどちょっと似ている。
なぜ恐竜のことを知っているのかって。
だってみんな恐竜図鑑に載っているよ。
怪獣だとすれば、大怪獣ガメラと空中戦を演じたギャオスにも似ている。
でも、ギャオスは悪い奴だから、ボクは好きじゃないな。
カラス天狗にも見えなくもない。
くちばしが烏のようだから。
鞍馬山で幼少期の源義経、牛若丸に剣術を教えたといわれる、山伏装束の羽のある天狗。
カラス天狗は、今、いろんなアニメにも登場しているね。
仏法の守護である八部衆の一人、迦楼羅(カルラ)かな。
迦楼羅はね、黄金の翼を持っていて、火炎を吐いて、竜を食べちゃうんだって。
二体が背中合わせになり、中央を軸に左右対称を描いている。
デザインの向こう側に透けて見えるのは、石造りの橋。
あ!ボク、分かっちゃった。
ズームアウトして、背景も見るね。
ほらほら。
やっぱり。
日本橋の袖の部分の、欄干に用いられたデザインでした。
橋の南詰東側、滝の広場の日本橋船着場の扉にも、同じデザインが施されています。
華麗なる装飾、麒麟の像
日本橋を彩る華麗な装飾といえば、麒麟の像ですよね。
シンボルである麒麟を図案化したのが、あのデザインなのでしょう。
麒麟は、泰平の世になると現れる、伝説上の動物。
王様が仁徳のある政治を行うときに現れる、神聖な生き物。瑞獣。
日本の道路の起点となる日本橋から飛び立とうとする、気迫に満ちた姿をしています。