佃 勝晴

ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

7月22日まで開催されていた「酒と金工」の作品を見るため、日本橋のギャラリー山咲木に向かいました。

店主の山﨑さんは陶芸や金工など、工芸作家さんと顧客のご縁を大切にされている方です。

当日はギャラリーの空間だからこそ実現できる企画もあり、作家の御三方に会い、作品の話を聞いて、また作品を見るという楽しい機会になりました。

訪れて楽しくなる美術館があるように、工芸作家さんの人柄と作品に触れられるギャラリーに出会えた気がします。

今後の展覧会は、ギャラリー山咲木の展覧会スケジュールをご参照ください。

作品展のご案内にならい作家50音順に作品の一部をご紹介します。

秋濱克大さんのリュトン

秋濱克大さんのリュトン ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

ペガサスの頭部をかたどったリュトン

ペガサスの前胸から注がれた酒には力が宿るという盃に酒を注ぐ酒器

 

 ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

秋濱さんがデッサンした波と羽根のレリーフ(額装品)

熱したチタンの表面に現れた滴から波を連想された作品

小畠泰明さんのスキットルボトル

小畠泰明さんのスキットルボトル ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

木目金スキットルボトル

銀ロウ流しスキットルボトル

 

 ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

路地行燈

わがまちの横丁や路地のところどころで燈る風景を見たくなりました。

小林淳一郎さんのBottle jail

小林淳一郎さんのBottle jail ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

作品名 : Bottle jailあるいは収監対象の変更

実際に人間を収監した収容所の檻に酒瓶を収監した作品

瓶底はクランプで拘束し、檻には足枷も施した遊び心がたまらなく好きになるかもしれません。

 

 ギャラリー山咲木で工芸作品に親しむ

ボトルスタンド

見る角度によって変わる鉄のユーモラスな表情が印象的な作品