都会の真ん中にこんな生き物が。
中央区は都心の真っただ中に位置するわけですが、そんな環境の中でもたくましく生きている生き物を見かけました。もしかして江戸の昔から脈々と受け継がれている命なのかもしれません。
亀島川を乱舞するものの正体
亀島橋を暮時に渡っていると川の上をひらひらと飛んでいるものが。鳥にしてはクルクルと回っているし、蝶にしては早い。目を凝らして見てみるとこうもりでした。まだ隅田川の堤防がカミソリだった頃、川辺を良く飛んでいました。その後も夏の夜に光に寄ってくる虫を狙っていたのでしょうか街灯のまわりで見かけることがありましたが、久しぶりの再会でした。調べてみるとアブラコウモリという小型のコウモリが都内にもいるとのこと。前にちょっと聞いたところでは、昼間は橋の下で寝ているということでしたが、さあどうでしょうか?川巡りの船に乗る機会があったら、橋の下をよく見てみようと思います。
昔から時折見かけていました。
ヒキガエルは区内でも子供のころから見かけることがありました。小学生の時に霊岸橋のたもとで見つけて以来、改修前の越前堀公園でも見かけたことがありましたが、さすがにもう近辺にはいないだろうと思っていたところ、鉄砲洲公園・中央小学校周辺には、まとまった数で生息しているみたいです。
ここ3,4年は夏に数回見かけており、この日は2匹おりました。どうも隣の中央小学校にある小さな池で繁殖行動をしているようで、今年の2月末くらい春先まだ寒い時に、グーグーとなにかの鳴き声が聞こえたので覗いてみると、6匹くらいのヒキガエルがいるのを見つけました。いわゆる「ガマ合戦」というやつですか。ヒキガエルは繁殖期のみ池など水辺が必要であとは乾燥にも強く普通の土のところで生活しています。その後寒い時期もあったので心配していましたが、生き残っていて安心しました。
コウモリもヒキガエルも蚊などの虫を食べている益獣?なので、せっかく都心の厳しい環境でも生きているのですから大切に見守りたいと思います。
因みにヒキガエルはつついたりすると頭の後ろから弱いですが毒液を出すので、触ったら手をよく洗いましょう。ワンコが食べないようにも注意です。