地下道探検
【東銀座・銀座・日比谷・東京駅・八重洲地下街編】
第4話 日比谷から東京駅へ
(キッズ向け)
~前回までのあらすじ~
自由研究で地下街をしらべることにした5年生の阪本 賢樹(さかもと けんき)くん。土木 学(どぼく まなぶ)博士に調べたことを話しながら、東銀座から日比谷までてくてく歩いてきました。
博士。行幸地下通路は通り抜けができないって。
そのようなじゃの。では、ここに書いてある通り、三菱商事ビル、丸ビルを抜けて東京駅へ歩いてみよう。
動輪の広場
博士。東京駅の地下街までやってきたね。ここは待ち合わせ場所としても有名な「動輪の広場」だよ。
大きな動輪じゃな。蒸気機関車の動輪かのぉ?
そう。これはC62という蒸気機関車の動輪で直径が175cmもあるんだよ。昭和23年から昭和46年まで現役で活躍したんだって。国鉄が100周年を迎えた昭和47年から、この場所に展示されてるみたいだよ。
すごい迫力じゃのぉ。
自由研究のヒント:蒸気機関車が走る仕組みを考えてみよう。
グランスタ八重北
GRANSTA YAEKITA
博士。動輪の広場から八重洲方面へ抜ける北自由通路を通って、グランスタ八重北まできたよ。
この北自由通路ができて、東京駅は格段に便利になったんじゃよ。以前は、狭い通路での。。
そうなんだ。グランスタ八重北の地下は「黒塀横丁」というんだよ。ちなみに一階は「八重北食堂」、2階は「北町酒場」。
なんか渋いネーミングじゃの。
自由研究のヒント:八重洲の語源をしらべてみよう。
東京キャラクターストリート
博士。ここは「東京キャラクターストリート」。人気キャラクターショップがたくさん集まってるんだ。
ほう、それは楽しそうなところじゃなぁ。親子連れが多いのも納得じゃな。それにしても東京駅は、もはやただの鉄道の駅ではなくて、巨大な街のようじゃな。
そうだよね。ぼくも自由研究で発表することがたくさん書けそうだよ。
自由研究のヒント:どんなキャラクターショップがあるのか自分の目でたしかめてみよう。
こんにちは、特派員の「たけちゃん」です。今回もキッズ向けに書いてみました。東京に数ある地下街の中でも今回のコースは都内でも上位に入るロングコースです。おそらく3km以上はあると思います。
暑い日が続いていますが、地下道は熱中症にもかかりにくいので、お子さんの自由研究の候補として一緒に歩いてみてはいかがですか?八重洲の地下街は子供も大人も楽しめますよ。
あ、もちろん、阪本 賢樹くん、土木博士は架空の人物です。実在の人物とは一切関係ありません。