日本橋高島屋 追悼瀬戸内寂聴展 8月22日まで
日本橋高島屋の正面入り口に差し掛かると大きな肖像画が飾られていて圧倒されました。
日本画画家の片岡球子さん、勅使河原蒼風さん、中原淳一さん、岡本太郎さん、平山郁夫さん、東郷青児さんの6つの肖像画で、画家は横尾忠則さんです。 特徴をつかんだ筆致に魅せられて、説明文を読んでみますと、瀬戸内寂聴さんが生前会った、これらの方々との交友録が記されていました。
そこで、本館8階ホールで開催中の「追悼 瀬戸内寂聴展」を拝見してきました。
瀬戸内寂聴展 作家として僧侶として、生き抜いた99年
8階ホールに入ると、幼少期から女学生時代、女子大進学と結婚、幻の恋と結婚、敗戦の体験、戦後の記憶、戦後の決意、「道ならぬ恋」、出奔などについて書かれています。
出版された「花芯」について、散々な批評を受け、出版界から干された時期があったことなども教えられました。 後に代表作と呼ばれ、女流文学賞を受賞した「夏の終り」という小説は、この時期に読んでおく、興味深い小説家もしれません。
寂聴さんの書斎再現
得度式の状況も数多(あまた)の写真とともに、事細かく説明があります。
寂聴さんの書斎が再現されて、写真撮影がOKです。(少しボケています。現物は是非、入場されてご覧ください)
この後、沢山の方々との交友録が展示されています。
有名な画家、歌舞伎役者、人気の女優さん、TVアナウンサーさん達から寄せられた交友録は、とても興味深く、読ませて頂きました。
※この記事は、同店1階のコンシエルジュの方に、記事掲載の許可を頂きました。