住吉神社 例祭
住吉神社のお祭りは今年も延期ですが、例祭でお囃子があるというので見せていただきました。
3年前までは、佃住吉神社の例大祭は8月上旬に行われ、3年に一度の大祭では宮神輿の渡御、獅子頭の宮出し、船渡御も行われます。
大祭の期間中、旧佃島には15間(27m)もの大幟が6本立てられます。
この大幟の柱と抱木は常日頃は舟入堀の川底に埋めて保存されており、大祭のたびに掘り出して使うのです。
土曜日にはまず午前中に獅子頭宮出しが行われます。ここでは拝殿内に安置されている3対の獅子頭が雌雄1対ずつ出され、若衆と揉み合った後に境外へと出ます。
その後、境内に戻って、若衆は獅子頭の鼻先を早くつかむと、縁起が良いとされ鼻綱を奪い合います。
三筒男神
住吉神社の三神のお囃子です。「住吉大神」は、日本神話に登場する神。
水の神々として知られます。
表筒男命(ウワツツノオ)中筒男命(ナカツツノオ)底筒男命(ソコツツノオ)
代表的ご利益「航海安全」です。
獅子頭
佃島には七対の獅子頭が保存されており、特に「黒駒の獅子」「龍虎の獅子」(中央区民俗有形文化財指定)が有名です。まちかど展示館にある獅子頭が一番古いとの事です。
なお、獅子頭はかつては例祭の時だけはなく、島内に疫病が流行した際にも担ぎ出され、邪気を追い出すために用いられていました。
住吉神社
東京都中央区佃にある住吉神社敷地内には中央区民有形文化財に登録されている水盤舎と陶製扁額があります。
宮神輿としては珍しい八角神輿で、江戸後期の1838年製作のものと平成23年新調のものがあります。神輿庫のガラス越しに拝観できます。