中央区の川っておもしろい!【清掃船編】
こんにちは、湊っ子ちゃんです。
中央区には、たくさんの川や運河がありますね。
隅田川をはじめ、日本橋川や亀島川、月島川や晴海運河など、水辺の空間は、私たちに憩いと季節の訪れを感じさせてくれます。
そんな川や運河を、いつもきれいに保ってくれている船があります。今回ご紹介するのは、川を掃除する船 ”清掃船” です。
隅田川に、おもしろい形をした船が浮かんでいました。よく見ると、船の先には、ベルトコンベアーがついているようです。これは、「コンベアー船」という、川の清掃船なのです。全長15メートルくらい、船の幅は、4メートル前後あります。
先頭のベルトコンベアーが、回りながら船が進むことで、ごみが回収される仕組みになっています。川から回収されたごみは、船の中央に溜まります。
清掃船には何種類かあって、川の大きさによって使い分けているそうです。
今日出会った清掃船は、隅田川や日本橋川などの、比較的大きな川を掃除する船で、築地川などの細い川に入るときには、「手作業船」が活躍します。ごみは網などを使って、作業員の人たちが手ですくい上げます。
東京都にある代表的な30河川で、毎日清掃が行われています。
それぞれの川で回収されたごみは、厩橋分室や潮見分室に集まり、そこで「ごみ運搬船」と呼ばれる、後ろにバックホウのついた大きな船に積替えられます。そして、中央防波堤まで運ばれます。中央防波堤で、ごみははじめて陸にあがり、リサイクルなどの分別がされます。
一日に回収されるごみの量は、約1トンにものぼるそう!台風などのあとでは、10トンに達することもあるそうです。
おもに回収されるものは、草木や死魚、人の捨てたごみなどです。
日本橋川や神田川などの都市部では、コンビニのお弁当のごみなどが多く見られるようです。私たちも、マナーを守って川をいつもきれいにしたいですね。
今回ご紹介した清掃船のほかにも、川で活躍している船がいっぱいあります。次は、どんな船に出会えるかな?みなさんも、探してみてくださいね!
中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん
第50号 平成31年4月26日