たけちゃん

大人の自由研究 ”まち化石”を探しに行こう!
【日本橋三越前本店編】

こんにちは、特派員の「たけちゃん」です。

街なかで見られる化石のことを”まち化石”と呼ぶらしいです。私もつい最近知りました。特派員ブログでもすでに過去に何回か紹介されている”まち化石”ですが、今回は「たけちゃん」目線で日本橋三越本店の”まち化石”ご案内します。

現在の日本橋三越本店の本館は、昭和10年(1935年)に完成。当時は「国会議事堂」「丸ビル」に次ぐ大建築物だったようです。この建物には国内外の石材がふんだんに使用されています。

日本橋三越本店 PR担当の方に問い合わせたところ「化石がみられる石材は大理石です。弊社の史料によりますと産地は、主にイタリア産の大理石を使用しております」との回答をいただきました。

「化石探検MAP」がもらえるよ

「化石探検MAP」がもらえるよ 大人の自由研究 ”まち化石”を探しに行こう!
【日本橋三越前本店編】

1階のライオン口から入場し、案内所に行き「化石の地図はありますか?」と尋ねてみました。

「はい、どうぞ。当館には1万個以上の化石があると言われています」と手渡されたのは手書きの「化石探検MAP」。さすが、おもてなしの三越さんと感激。探検MAPには9か所の化石のありかが描かれていて、ちょっとした宝探し気分になり化石探検へ出発進行!

この写真は中央ホールの天女(まごころ)像階段横にある「アンモナイト」。

「アンモナイト」の右には案内板があり、わかりやすく「アンモナイト」を解説しています。

古生代(6億年~2億年前)の中頃に出現し、中世代(2億年~6500万年前)に絶滅した、軟体動物・頭足類、中世代ジュラ紀・白亜紀に大いに繁栄しました。アンモン貝、菊石とも呼びます。

成長するにつれて、外側に部屋を増やしていき、直径数センチのものから、大きいものでは2.5メートルになるものも知られています。

進化の速度が速く、広く分布するため地層の時代を決めたり、対比(同時性を確かめること)したりするのに、大変重要な化石です。

大きなアンモナイト!(写真だと伝わりにくいので見に行こう!)

大きなアンモナイト!(写真だと伝わりにくいので見に行こう!) 大人の自由研究 ”まち化石”を探しに行こう!
【日本橋三越前本店編】

「化石探検MAP」を手掛かりに中央ホールの天女(まごころ)像階段を地下におりてみました。階段の途中で2005年7月に朝日新聞に掲載されたという大きなアンモナイトを発見!テンションがぐんぐんあがります。

「化石探検MAP」に描かれた化石の中ではこれが一番大きなアンモナイトです。

デパ地下アンモナイト!(この言葉をバズらせたい!)

デパ地下アンモナイト!(この言葉をバズらせたい!) 大人の自由研究 ”まち化石”を探しに行こう!
【日本橋三越前本店編】

日本橋三越本店の地下一階といえば、和洋菓子、総菜、パン、佃煮、海苔、お米、コーヒー、紅茶、お酒など食に関するアイテムがなんでもそろう「ザ・デパ地下」。そんなデパ地下のケーキ売り場の真横で、まさかのアンモナイト!このギャップにさらにテンションはあがります。

階段の床を懸命に撮影している私は、ケーキ屋の店員さんからどう見らてれいるのだろうと思いながらシャッターをきりました。

この「デパ地下アンモナイト」が「化石探検MAP」で9番目に紹介された”まち化石”です。

そういえば、一階の案内所で「当館には1万個以上の化石があると言われています」と言われたことを思い出しました。そうかぁ、日本橋三越の化石の99.9%以上は、まだほかの場所に眠っているのでした。

「これはまだまだ探し甲斐があるなぁ...ライフワークになるなぁ」と思いながら、日本橋の夕陽を見つめ帰路につく「たけちゃん」でした。

★日本橋三越本店へのアクセス

<東京メトロ>
 銀座線半蔵門線 「三越前」駅より徒歩1分
 東西線 「日本橋」駅(B9出口)より徒歩5分

<都営地下鉄>
 浅草線 「日本橋」駅より徒歩5分

<JR>
 新日本橋駅より徒歩7分
 東京駅(日本橋口)より徒歩10分

 

最後になりますが、このブログを執筆するにあたり、日本橋三越本店 PR担当の方には迅速で丁寧な回答を頂くことができました。また、写真掲載の承諾を頂きましたこと、この場をかりて御礼申し上げます。ありがとうございました。