靖山画廊 特別企画 秋川雅史 木彫展 2022年09月17日(土) - 2022年09月19日(月)
秋川雅史さんと言えば、ハンサムな男性テノール歌手で、最も有名な歌だと思うのは、私でも知っている「千の風になって」。
私の妹も、母親を亡くした時には、この歌を毎日歌っていたと聞きました。
大歌手の一面のかたわら、木彫を手掛けていらっしゃいます。
その作品展が、開催されました。
3年の歳月をかけ制作した「木彫 楠公像」。皇居外苑の「楠公レストラン」の前でご覧になった方が多いと思いますが、木彫はまた、格別の趣があります。
お出かけで実物を御覧になれなかった方は、こちらのHPを御覧ください。
龍図 作品の説明も観客を魅了
秋川雅史さんが、作品の説明をなさっている間、うっとりと聴いている女性の観客が15人ほどいらっしゃいました。 やはり大歌手です。 説明されている間中、オーラを発していて、素敵な笑顔でした。
この作品は、「龍図」、材質は檜です。 製作に3年かかったとお聞きしました。
軽妙洒脱なご説明に、女性客だけでなく、私も「へえぇ! なるほど!」と頷いていました。
「金剛力士仁王像」 阿形・吽形
2015年の作品で、材質は樟(くすのき)です。
作品に添えられた説明には、
「これまである程度、彫刻の基礎を学んだ。今でも学び足らないことは沢山あるのだが、自分ひとりで指導を受けずに作ったら、どこまでできるのだろうと思い、初めて荒彫りから仕上げまでを一人で製作をした作品である。浮き出た血管や筋肉の形などを研究し、リアルな再現を試みた。」
聖観音菩薩像
2013年に製作された作品で、材質は檜です。
作品の説明には、次のことが書かれていました。
「仏像の足、手、顔の順に練習をしてから本作にとりかかった。初めての立体像である。
立体像は360度どの角度から見ても美しくなくてはならない。 また衣を纏った中の体がどうなっているかが見えなくてはいけない。
第一作では何も見えず、分からないことだらけだったが、先生の丁寧な指導により、そこそこの出来栄えになったと思っている。」
秋川さんは、写真撮影にも笑顔で。 お土産は記念にポストカードセット
沢山のお客様との記念写真にも快く笑顔で応えられていました。
私も、ご一緒に撮影をお願いしました。
帰り際に、「千の風にのって」が流行ったとき、ちょうど母親が亡くなったこと、妹がいつも歌っていて、墓参りに行ったときに、ふと母親の声を聴いたこと、などを話すと、(頷いて頂いて)、心優しい秋川雅史さんの大ファンになりました。
次も、靖山画廊で、そしてコンサート会場で素敵なテノールを聴きたいと思いました。
お土産に求めた、作品のポストカードセットは、良い記念になります。
(この展示会の模様は、9/28 11:30 1都6県でTV放映されるとのことです。この記事は、9/22 靖山画廊のご担当様からブログ記事の掲載のご許可を頂きました。)