サム

2022 都会の真ん中のコスモス畑

 2022 都会の真ん中のコスモス畑

 浜離宮恩賜庭園の約3,000㎡のお花畑では、これまで咲き誇ってきたキバナコスモスに続き、隣接区域に植栽されている約15万株の所謂 "通常コスモス" が漸う咲き揃い、秋の気配が色濃く漂います。 例年9月~10月に見頃を迎えますが、今年はやや遅れ気味の印象。 コスモスはキク科コスモス属の一年草の総称で、狭義には一般的なコスモスである "種" としてのオオハルシャギクを指します。   和名は秋桜で日本の秋を代表する花のひとつです。       メキシコ原産で日本へ幕末~明治期に渡来したとされます。   葉は細かく裂けた2回羽状複葉で対生。中心の筒状花は黄色、まわりの舌状花は普通8枚で、花色はピンク系が主体ですが、白・赤・黄・橙・複色等も作出され、花弁も筒状、フリンジ状、覆輪入り、花形も一重咲き、丁子咲き、(半)八重咲きと多彩です。        コスモスの語源はギリシャ語の「kosmos」に由来し、「秩序」「調和」「宇宙」を意味し、秩序正しく調和のとれたものは美しいことから、「美麗」の意も含まれるようになったとされ、花弁が整然と並ぶ美しい姿を称えて名付けられたと伝わります。                         花も葉も茎も可憐で嫋やかな印象で、風にそよぎ群れ咲く様は、秋の風物詩のひとつです。