あすなろ

門前 にんぎょちょお

秋の読書週間。夜長にエッセイを一冊。

エッセイ集の一篇の中では、水天宮の門前町として栄えた人形町を散策され、江戸の趣が残る、多くの名店がある町の様子を描いています。

 門前 にんぎょちょお

人形町を「にんぎょちょお」とつづめて言う。

「お江戸の昔から人形町は水天宮の門前町として栄えた土地柄である」

「間口の広い角店だが、みやげものやに徹した気取りのなさである」

 門前 にんぎょちょお

「昔なつかしい匂いがする」

 門前 にんぎょちょお

「ガラス戸越しに拝見するだけで楽しくなる」

 門前 にんぎょちょお

「この町の路地は実に清々しい」

 門前 にんぎょちょお

「やはり裏通りの洋食屋でコロッケとご飯もよし」

江戸時代初期からの長い歴史を持つ町です。江戸・明治から続く老舗があり、「江戸の香り」と表現される情緒、風情に触れられます。多彩な「顔」を持つ町を巡ってみてはいかがでしょう。

◆11月のイベント
 にんぎょうちょうの人形市
 【期間】令和4年11月3日(木)4日(金)5日(土)
 【時間】10:00~19:00(最終日11/5は18:00まで)
 【場所】人形町商店街大通り