2022 お初穂祭「四條流包丁式」
10月22日、築地·波除神社では、秋の実りに感謝する「お初穂祭」が斎行されました。 11月23日の新嘗祭に先立ち、神社御神饌田(石川県白山市鶴来にある神様にお供えするお米をつくる田圃)でとれたその年の初穂を神様にお供えし、稲作が無事終了したことに感謝し、報告をする秋季奉祝神事です。 この日より1年間1束の初穂が懸税(かけちから:奉納された稲穂のことで、"ちから" とは税のことを指し、昔の年貢と考えられます)として神前にお供えされます。 10:00からは境内にて、「食」のまち築地から発信する食育の一環として、古来より宮中などで行われていた、素手で触れずに魚を捌く「四條流包丁式」の奉納が執り行われました。 烏帽子、直垂を身に纏い、大きな俎板の前に座り、右手に包丁、左手に真魚箸を持ち、食材に直接手を触れず、切り分け、盛り付け、神様に捧げられます。因みに捌かれる魚は鯉。 この日は、秋の実りに感謝する、京都ちりめんでつくられた「実りのコンコン守」と、お初穂祭限定の御朱印の授与が行われます。