小猿

べったら、べったら、べったら市!

10月19日・20日、3年ぶりに「べったら市」が開催されました。 湊っ子ちゃんの物語「べったら市の悲劇!」の京橋夫人を訪ねて日本橋本町へ向かいました。「東京新高屋」さんの店先でたくさんの大根婦人が迎えてくれました。かつて練馬から舟で京橋に着いた大根婦人、時代は下って今は青森など遠くの地方からやって来ました。

「東京新高屋」さんは中央区浜町のお店で、べったら漬の製造・卸を行っています。「宮内庁御用達」の幟が立って    たくさんの人でにぎやかです。

 

 べったら、べったら、べったら市!

べったら漬けは浅く塩漬けした大根を飴(砂糖)と糀に漬けて作られます。たくあんのように干していないので、水分たっぷりの甘い漬物です。最後の将軍、徳川慶喜の好物だったという江戸の美味しさは健在です。「福がべったり付く」という縁起物でもあります。

江戸時代から続く例大祭

江戸時代から続く例大祭 べったら、べったら、べったら市!

いつもは無人の寶田恵比寿神社も開いていて、徳川家康から馬込勘解由が下賜されたと伝わる御神体の恵比寿像も拝むことができました。商業の神様として厚い信仰を受けています。たくさん並んだべったら漬けの屋台がこの祭りを盛り上げていました。