京橋で花壇の清掃、手入れ
先日の朝、京橋の通りで赤いベストを着た方々が花壇の清掃、手入れをされていました。地元を愛し、クリーンで花咲く街おこしに取り組んでいる姿を目にしてすがすがしい気持ちになりました。写真は後日、改めて撮らしていただいたものです。ベストを見ますと、胸に日本語の「第一生命」、背に英語のそれぞれのロゴマーク。そして近くに第一生命が入るビル。でもなぜ、清掃であり、手入れなのでしょうか?
週一回 社員が順番で活動
写真を撮った当日、担当の山口由香里氏にお伺いました。活動は本格的には今年1月ごろから始めたそうです。原則として週一回、金曜日の午前10時過ぎから20-30分、このビルの第一生命の社員150名ほどが10-20名のグループを作って順番に、清掃や手入れをしているそうです。活動場所は主として京橋大根河岸青物市場跡と江戸歌舞伎発祥の地の碑がある「京橋大根河岸おもてなしの庭」と、築地警察署銀座一丁目交番のそれぞれの周辺。花壇では植え替えや水やりもしていて、水やりは週に3回ほど。終わった後は全員の集合写真で締めくくります。
地元100年企業の貢献
でも、なぜ花壇の清掃、手入れなのでしょうか?山口氏が勤務する鍛冶橋通りと中央通りの交差点南東のビルは大正10年(1921年)に辰野金吾(東京駅や日銀などを設計)らの設計で建てられた「第一相互館」が始まりで、それから100年以上が経ちます。写真はビル北側の壁側に設置されたこの初代ビルの模型です。現在のビルは3代目で「相互館110タワー」という名前に変わっていますが、「長年ここにいる企業として、何か地元に役立つことはできないかと考えました」。そこで中央区が推進する「まちかどクリーンデー」と「花咲く街角ボランティア」に応募して始めたそうです。
ちなみに中央区のホームページで「まちかどクリーンデー」を見ますと、「家庭や事業所などの自主的な清掃活動の輪を広げ、清潔で快適なまちを実現するため平成17年7月から(略)清掃活動の促進を図っています」とあり、区内では沢山の方々が参加されているようです。さらにホームページには「平成元年4月に『花の都中央区宣言』を制定し、花や緑でつつまれた美しいまち・清潔なまちの実現に取組んでいます」とありました。中央区の行政側の取り組みもあり、特派員ブログで花や樹木の投稿が多いのも頷けます。