対話する大けやき ―コレド室町テラス広場―
重要文化財の建物が立ち並ぶ日本橋の一角にある大けやきの広場、夏は木陰を作り、冬は木のぬくもりが温かく、憩いの場になっています。このシンボルツリーが江戸時代と現代、日本橋と企業、人と人をつなぐ「対話の樹」になりました。
江戸の暮らしを見直したら「循環型社会」が見えてきた
これは、昨年も日本橋にて展示されていた「日本橋ぐるり」というプロジェクトの一環で、江戸の暮らしを見直して、現代に生かそうと言う企画です。江戸の価値観、仕事観、生活感が書かれています。
・恩をお世話になった人に返すのではなく、誰かに渡していき、みんなで幸せに暮らそうという「恩送り」という生活感。
・商売はお客様に信頼されること。そうすればおのずと利益はついてくる。まずは世間が喜ぶように努めていきましょう。自分も皆も世の中もやがて幸せになっていくという「三方良し」という仕事観。
他者を意識して、利を回して皆で幸せになろうという社会、暮らしやすそうな社会が見えてきました。
質問に答えて対話に参加しよう
広場の入口に「日本橋の魅力、教えてください。」「歩く速さが違うとき、相手に何て伝えましょう?」など簡単な質問のカードが置かれています。答えを書いて隣のボックスに入れておくと、次に行った時に皆が書いたカードが大けやきの樹に繋がっていました。
集まった声の数だけ日本橋の上にかかる首都高速道路の地下化への取り組みに寄付をされるそうです。
12月9日(金曜日)まで開催されています。日本橋へ行かれたらぜひお立ち寄りください。
主催者情報
NIHONBASHI MODEL 推進委員会
Webサイト:https://www.nihonbashi‐gururi.tokyo/