特派員のひとり反省会2023
~その1 柳橋の欄干~
子連れ特派員のえだまめです♪
去る2月18日(土)、第15回中央区観光検定が実施されました!
受検された皆様、お疲れ様でした・・・!!
えだまめも受検してきたわけなのですが。
試験準備は4日間。(毎度のことながらスタートが遅すぎる件!)
娘あずき(小1)が寝静まった深夜にゴリゴリと過去問を解いて、さび付いた頭を目覚めさせて。
3日で10年分の過去問を勢いで解ききって、
残り1日で今回のテーマ出題「中央区の建造物」についてちょこっとまとめて。
で、なんとか「特派員」と名乗っても大丈夫だと思う点数を取れたはず・・・。
※「良い子は決して真似をしてはいけません!」的な試験準備方法だと思います・・・!
なのですが。
やっぱり取りこぼしはあるものなので。
お散歩がてら、ちゃんと反省会はやっておきたいと思います。
いざ、柳橋へ。
さて。
まずは柳橋へ向かって、お散歩スタートです。
自宅からそれほど離れていないスポットなのですけれども。
でも最近あんまりこのあたりを歩いてなかったなぁと思います。
そもそもコロナ禍で外出控えてた時期も長かったですしね。
正直、意識的に歩いてたのは
私が検定を初受験した2017年2月近辺のこと。
もう6年も前・・・!
あの頃は当時1歳のあずきをベビーカーに乗せて区内各所を歩き回ってたんでした。
懐かしい。
で。そんな時期だったからかもですが。
歩く距離を最小限にとどめたくて。
私、柳橋を渡ってない気がするんです。
橋のたもとにある、中央区が設置した説明板を読んで
「ものしり百科」に軽く目を通して立ち去った・・・んだと思います。
何しろ、「柳橋を渡った向こう側」は中央区ではなく台東区になっちゃいますし。
だから。
欄干に何があるかなんて、全く見てなかったんだと思うんですよね・・・!
柳橋の歴史(おさらい)
では。
「ものしり百科」から、柳橋の基本的な情報をおさらいしてみましょう。
柳橋は神田川が隅田川に流れ込む河口部に架けられた鉄橋。
すぐ近くには両国橋も見渡せる、という位置ですね。
このあたりは中央区全体から見ると最北部エリアともいえるかもしれません。
台東区との区境にもなっていますしね。
神田川を渡ったら、すぐ近くにJR浅草橋駅があります。
元禄11年(1698)に町年寄が木造橋を架けたのが柳橋の始まりです。
明治20年(1887)にはトラス橋に架け替えられました。
この橋は鋼鉄製であったのですが関東大震災で落橋したため
昭和4年(1929)年に現在の橋が建造されました。
(橋のたもとには、「復興記念」と書かれた石碑もありましたよ。)
永代橋をモデルにシンプルで重量感のあるデザインが採用されています。
また、隅田川に注ぐ支流河口部の第一橋梁であるため、
隅田川から帰航する船頭が位置を確認しやすい形状になっているのも特徴です。
この周辺は江戸時代から舟遊びの拠点としても有名で
永井荷風の『牡丹の客』や横光利一の『紋章』といった文学作品にも描写されています。
今でも多くの船宿があり、橋の近くには屋形船をたくさん見ることができますね。
欄干にあったのは・・・?
で、ですよ。
今回、初めて知った欄干のレリーフ。
それがこちら。
「かんざし」です・・・!
柳橋周辺エリアは「花街」として有名だった場所です。
そのため橋の欄干には小さな「かんざしのレリーフ」が取り付けられていました。
かんざしの飾りの色は赤と青の2種類。
それが交互に橋の欄干部分に取り付けられている、という形です。
実はこの「かんざしのレリーフ」については「ものしり百科」への記載はありません。
高得点をとるには、街を歩いて、実際に目にすることも重要です。
これからも気を引き締めて(?)街歩きをしていこうと思います。
そして・・・区境の橋はちゃんと渡ろう!と強く思ったのでした・・・!
※今回実施の問題文全文は今年の秋に改訂版が発売される予定の中央区観光検定公式テキスト「歩いてわかる中央区ものしり百科」巻末付録に掲載予定です。