2023 "みんなの笑顔かがやく1日" はなまつり
4月8日は伝承に基づく釈迦の誕生日。仏教寺院ではこの釈迦の誕生を祝って古来「灌仏会」「仏生会」の名で仏教行事が執り行われてきましたが、「花まつり」の名で催され始めたのは明治の終わりで、1916(大正5)年、日比谷公園で各宗派連合の花まつりが初めて開催され、その後花まつりの名称が定着していったとされます。 母親の摩耶夫人の夢に白い象が現れ、その後妊娠し、ルンビニの花園で釈迦は誕生し、生後すぐ7歩 歩み、右手で天を、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊」と唱えたとされ、この時、天から竜が現れ、甘露の雨を降らせ、その誕生を祝福したと伝わります。 この故事に準えて、ルンビニの花園を模った花御堂を設え、中に誕生仏を安置し、参詣者は、小さな柄杓で水盤の甘茶を汲み、仏頭から注いで誕生日を祝う習わしです。 築地本願寺では、4月9日 10:00~16:00、「はなまつり」が開催され、11:30からの灌仏会に先立ち、11:00から、古式ゆかしい装束を纏い、化粧をし、お飾りを付けた、可愛い子供たちの「稚児行列」(交通安全パレード)が繰り広げられました。 境内には、フォトスポットの他、スリランカ伝統舞踊、インド伝統舞踊、大江戸助六太鼓、シャボン玉ショーなどのステージイベント、段ボールの巨大迷路、花すくい・花輪投げ、お宝探しラリーなどの体験イベント、キッチンカー、出店ブースの飲食コーナーが設営され、大勢の人で賑わっています。