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2023 色とりどりの躑躅のパッチワーク

 2023 色とりどりの躑躅のパッチワーク

 3月の東京の平均気温は12.9℃と平年に比べ+4.2℃、1946年に統計を取り始めて以降最も高くなりました。           ソメイヨシノも、3月14日開花、3月22日満開と、記録的な早さでしたが、初夏の気配漂う、区の花にも選ばれているツツジも、既に公園や街路の植え込みを鮮やかに彩っています。         中央大橋から相生橋南に至る隅田川派川沿いに立地する石川島公園斜面に植栽されている "丸刈り樹形" のツツジが、白·ピンク·赤·紫など色とりどりの花を株一杯に咲かせ、パッチワークの様です。 ツツジ(躑躅)はツツジ科ツツジ属の常緑/半常緑/落葉性の植物の総称で、日本に自生し、低木~小高木、野生種は約50種を数え、多くの栽培種があるとされます。古くから観賞の対象になり、古来、和歌·俳句に詠まれ、育種も進み、親しまれてきました。       虫媒花のツツジ属の花弁には、蜜の在り処を示す斑点状の豹柄の蜜標(ネクターガイド)が見られ、雄しべと雌しべの先端は虫が接触するよう、蜜標の向きに曲がっています。               主な園芸品種には、キリシマツツジ(クルメツツジを含む)、リュウキュウツツジ、ヒラドツツジ、オオムラサキなどがあります。一般にアザレアの名で呼ばれる西洋ツツジにも多くの品種があります。