2023 端午の節句祭
5月5日は五節句のひとつ「端午の節句」。 端午とは、月の初めの午(五)の日の意で、中国では、5月が特に災厄の多い月とされ、この日を物忌みとして身を清める習わしがあり、これが日本に伝えられ、強い香りで邪気を払うとされた菖蒲を髪飾りとしたり(菖蒲鬘 アヤメカズラ)、軒先に差したり(菖蒲葺 アヤメフク)、枕の下に敷いたり(菖蒲枕)、菖蒲湯に浸かったり、香物を袋に包み菖蒲·蓬で編み、5色の糸を垂れ下げた「薬玉 クスダマ」を飾るなどして、悪疫を払う年中行事が執り行われました。 武家政権誕生後、菖蒲の葉が剣状であること、菖蒲が尚武に通じることから、次第に武家の男児の祝いへと変貌し、戦後、子供の健やかな成長を願う「こどもの日」として祝日に制定されました。 江戸時代、武具を奥座敷に、幟旗を戸口に飾り立てた武家に倣い、庶民の間に、登竜門の故事の如く、立身出世の象徴である "鯉" を "のぼり" にするアイデアが生まれ広まったとされます。青く広がる空に、鯉のぼりがたなびく様は5月の行事に似つかわしい景観です。 築地·波除神社では、境内に武者絵幟、鯉のぼりが掲出され、鳥居には五色幕が飾られています。 5月1日~5日にかけて端午の節句の祭事が行われ、期間限定で「こども勝守」授与と「手作り鯉のぼりセット」が進呈され、限定御朱印も授けられます。