マストアイテムの扇子、便利なポシェット・サコッシュ、
デザインと縁起にもこだわりませんか?
~ 日本橋ゆうま ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
人形町甘酒横丁の和雑貨・手づくり工房 日本橋ゆうまさんへ、改めてお伺いしました。
今回は、まだまだ暑い日が続く今日この頃、数ある日本橋ゆうまさんのお品の中から、扇子とポシェット・サコッシュに絞ってご紹介したいと思います。
機能性、耐久性、コスパにとどまらず、デザインや縁起にもこだわりを持つゆうまさんのお品、ぜひお店でお手にとって実感していただきたいです。
今回も日本橋ゆうまさんを運営します株式会社祐馬工芸 小田勝則社長にお世話になりました。
下の画像、店内風景とともにご登場いただきました。
・・・それではお品のご紹介です。
なお、お値段は税込価格でご案内しています。
ひご長(なが)シルク扇子
7寸親骨(おやぼね)塗要(かなめ)金属止め
紺骨 / 黒染
1,650円
「ひご」とは扇面から下の骨のこと、「ひご長」は扇面が狭いタイプです。
1寸は約30.303mmですので「7寸」ですと212mmちょっとですね。
「親骨」とは、扇子の一番前と最後の骨のこと、これが塗りの加工がされているので親骨塗、ということです。
ちなみに親骨以外の骨は「中骨(なかぼね)」と言います。
この扇子、中骨には透かしが彫られています。
冒頭画像も同じ扇子なのですが、見る方向・光の当たる角度によって色合いが違って見えます。
(冒頭画像の方が紺色が濃く、上の画像ですとその紺色が薄く見えますね。)
とても同じ扇子とは思えないくらいです。
「ひご長」の扇子は竹が長いので、起こす風が強く、とても心地良いです。
扇面の素材はシルク100%、そして骨は竹製、そして要は金属製です。
特に骨の材質につきましては、竹に厚みがある中で、その外側だけを骨として使用するそうです。
その部分、竹の「皮骨(かわぼね)」と言います。丈夫です。表面もなめらかで艶があります。
そして要が金属ですと、耐久性においてプラスチック製よりかなり優れているそうです。
・・・こちらのお品、いただいてみました。
人気のハンディファンも良いですが、「粋」とか「味わい深さ」を求めるならやはり扇子ですね。
この扇子の起こす風はとても『しっかりパワフル、かつ柔らかい』と感じました。
片手の軽い力でも扱え、デザインも洗練されています。
開く・閉じるの動作もスムーズでスタイリッシュ、その際の音も綺麗です。
まだまだ暑い日が続きまして、扇子はロズマリ、手放せません。
他の扇子とは明らかに違う、優れていておしゃれな扇子、愛用していきます。
扇子は暑い時期だけのものではないと思います。
おそらく1年中、手許に置くアイテムとなります。
ちなみにロズマリは、今後、扇子2面を手許にすることとします。
1面は風のパワフルなもの、こちら日本橋ゆうまさんのひご長シルク扇子。永く愛用します。
もう1面はパフュームを吹き付けた、浸みこみの良い扇子。消耗品です。
「風」と「香り」を使い分けていきたいと思います。
ひご長(なが)シルク扇子
7寸親骨塗要(かなめ)金属止め
緑骨 / 唐木
1,650円
こちらの扇子も色合いは違いますがひご長、風に風格、品といったものがあります。
前のお品と同様、後ろが透けて見えます。透け感がすばらしい一品です。
この2品とも売れ筋だそうです。
2品とも男女どちらの持ち物でも良さそうですが、こちらは女性の、それも浅黄色(あさぎいろ)の和服にとても良く合いそうな感じがしました。
涼をとる普段使いにいかがですか?
また、ギフトにも最適ですね。
新スマホポシェット
(ロングタイプ)15×19×2cm
中央左: よろけ縞 白
前列右: 時代小紋 赤
後列右: 招きねこ 赤
各1,320円
スマホ・小物を入れて、お出かけに便利です。肩からかけることで手許がフリーになりますね。
新商品、そして売れ筋です。特に時代小紋とよろけ縞が売れている、とのこと。
コロナ以降、お祭りなどが再開され、スマホのみ持ち歩くことで需要が爆発的となり、現在生産が追い付かないほどだそうです。
よろけ縞は・・・
縞がよろけたようなデザインの柄。
波を打ったような曲線は、とても柔らかな印象を与えます。
時代小紋は・・・
江戸時代より続く伝統ほ柄のオンパレード、その柄ひとつひとつに意味があります。
質素な生活の中にも、裏で言葉遊びをしていた、ということです。
とんぼの柄が「勝ち虫」として勝ち運を上げ、うろこの柄が魔除けとなり、おかめ・ひょっとこの柄が笑顔で福運を呼ぶ、とされています。
それから子供の健康を祈る麻の葉の柄、こちらは赤ちゃんの昔の布のおしめの柄として有名です。
卍(まんじ)の形をくずしてつづり連ねた紗綾形(さやがた)の柄、他に小桜の柄、梅の柄、菊の柄・・・。
千鳥(ちどり)の柄は「千取り」に通じ、勝利と豊かさを表しています。
全て江戸の小紋で使われている柄です。
とても縁起の良い柄で満ちています。
ここで「かまわぬ柄」についてもご説明させていただきます。
上の画像(2020・6・5 の記事でご紹介させていただきました「時代小紋」の柄の扇子)でご説明します。
「かまわぬ柄」は扇子の天(上部)やや右、それと一番右、地(下部)左中央寄りにもわずかにありますね。
描かれていますのは、鎌(鎌の絵)・〇(〇=輪 / わ)・ぬ・・・すなわち「かまわぬ」です。
これは「構わぬ」・・・つまり「物事にこだわらない」という意味を表しています。
江戸の絵文字・言葉遊びの究極ですね。
昔の柄にはこういった言葉遊びやしゃれを効かせたものがあります。
手ぬぐいや帯、ゆかたの柄として用いられました。
歌舞伎の七代目市川團十郎丈(寛政3年【1791年】~安政6年【1859年】)が好んだ柄だそうです。
斜め掛け2ファスナーポシェットロング 20×25×2cm
上から・・・
スエード印伝調(いんでんちょう) 市松赤
流水桜
桜ピンク
とんぼ
ねこ 各3,080円
酒倉染コンビバッグ 時代小紋シリーズ
2ファスナーポシェット(小)13×18×1.5cm
右下 3種とも 各2,200円
スマートフォン、お財布や小物入れにも。
使い方いろいろです。
そして、柄もサイズも機能も、選り取り見取りです。
< ねこびよりシリーズより新商品 >
和柄前ポケット付サコッシュ
(斜め掛ポシェット)
2,530円
思わず微笑んでしまう「ねこびより」の柄で、サコッシュがつくられました。
大きさも手ごろ、手許フリーでお出かけしたいですね。
< ねこびよりシリーズ >
前列左: ガマ口 12×11×2cm 1,320円
前列右: L字型ファスナーカードポーチ 14×10×15cm 880円
中列左: 木玉付巾着 20×25×1cm 880円
中列右: アーチポーチ 16×10×3cm 880円
後列右: 天ファスナーポシェット 17×20×2cm 1,760円
心癒される猫たちです。多種多様のネコちゃんが並んでいます。
『ガマ口』とは、カエルの口に似ていることから、『ガマ口』と呼ばれるようになりました。
『無事カエル』『銭カエル』『若ガエル』などと言われ、口金小物を持つと縁起が良いと言われています。
日本橋ゆうま
日本橋人形町2-32ー5
03-3808-1780
営業時間 10:00~18:00
休業日 毎週水曜日
なお、お正月3が日はお休みです。
日本橋ゆうまさんのホームページはこちら
⇒ http://www.yuma-oda.com/shop/