梅雨ならでは!築地本願寺の楽しみ方
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です!
ここのところ梅雨真っただ中で、外出するのが少し億劫になってしまいがちですよね...
それでも天気にかかわらず、築地は海外からの観光客でにぎわっています♪
今回築地で焦点を当てるのは、代表的な観光スポットの1つでもある築地本願寺。
雨の日には水たまりに映る築地本願寺が楽しめますが、その他にも見所がたくさん!
今回は、雨の日にオススメの楽しみ方やこの季節ならではの風景をご紹介します^^
日本にもあった!築地本願寺のグロテスクとは
皆さんは築地本願寺の参拝記念カードをご存知でしょうか。
このブログでも度々話題に上がっていますが、築地本願寺に関するデザインのカードで、参拝時にいただくことができます。
特徴は、花びらをかたどった華葩(けは)の形をしていることと、毎月デザインが変わること(過去記事はこちら)。
なかには、毎月参拝してカードを集めているという方もいらっしゃると思います^^
そんな参拝記念カードの今月のデザインは...グロテスク(Grotesque)!
「グロテスク」と聞くと、「ひどく異様なさま」や「怪奇なさま」、「不気味で不快なさま」を表す時に使う「グロテスク」や「グロい」という言葉を思い浮かべがちですが、ここでのグロテスクは少し異なります。
説明にもある通り、グロテスクは「古代ローマを起源とする異様な人物や動植物に曲線模様をあしらった美術様式」のことで、特にヨーロッパの古い建物によく見られます。
私事ですが、実はこの美術様式のグロテスクが大好き^^
それぞれのデザインのモチーフは後で調べるとして、見かけるたびに「なにこれ、面白い顔(笑)」とそのキモかわいさについにやにやしてしまいます。
(英国・オックスフォードではあちこちにグロテスクが!)
留学中にボランティアガイドをしていた大聖堂でも、天井付近や壁に約900年前のロマネスク様式だった頃のグロテスクを見ることができます。
それらのグロテスクは、まさに奇怪な人間や動植物の彫刻そのもの!
(知る人ぞ知る天井付近のグロテスク)
そのようなヨーロッパのイメージの強いグロテスクが、築地本願寺にもあるということにはとても驚きました!
肝心の参拝記念カードのグロテスクは、本館南側の階段にあるとのこと...
先輩特派員の小猿さんから階段の手すりに面白い彫刻があると聞いたことを思い出し、その場所へ行ってみることにしました。
するとその場所には、まるで階段の手すりを食べているかのような珍獣が...
「参拝記念カードのグロテスクとは見た目が異なるし、違うのかな...´`」とその場をあとにしようとした時。
角度を変えて真正面から見たこの珍獣はあのグロテスクと同じ!
築地本願寺によく来られる方の話によると、これは手すりではなくグロテスクの舌だそうです。
いくつか説があるようですが、色々な解釈の仕方ができて面白いと思いました♪
このような彫刻は、築地本願寺にたくさんあります。
本堂に向かう階段の両脇では、翼の生えた獅子像2体が出迎えてくれます。
本堂の入口には、牛・馬・獅子・象・孔雀の彫刻があり、その他に猿、鳳凰、青龍、朱雀、白虎、玄武等の彫刻も見られます。
また、装飾としての彫刻ではなく、鐘や柱の支えとなる孔雀や象の彫刻もあるので、雨の日こそこれらを探してみてはいかがでしょうか。
老若男女問わず楽しめるはずです!
また、グロテスクがあるということで、ヨーロッパからいらした方にご案内をしたら、より親近感を持って興味深く見ていただけそうですね^^
【関連記事】
中央区内で動物の彫刻や装飾が見られる建物や場所については、小猿さんが記事にしてくださっています。
特派員になりたての頃、「橋(8×4)」にちなんで名橋「日本橋」にいる32頭の獅子の居場所を教えてくださったのも小猿さんでした^^
以下の記事も合わせてご覧ください。
・「十二支そろい踏み -築地えとビル-」(2019年1月)
・「中央区ZOO」(2018年5月)
雨空に彩を!見頃を迎えたあじさいをチェック
先月先輩特派員の隅田の花火さんが明石町・聖路加のあじさいをご紹介していましたが、ここ築地本願寺でもあじさいが見られます。
築地本願寺の敷地内でも築地場外市場に近いところに咲いており、親鸞聖人の像とともに歩道(新大橋通り)からも十分に楽しめます。
こちらで見られるあじさいにはハート型のものが多く、見つけると雨でも少し嬉しい気持ちになります!
その可愛らしい見た目から、ついつい写真に収めてしまいました^^*
そんなあじさいは今が見頃です。
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。